013    尾張国一宮     愛知県一宮市 
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真清田(ますみだ)神社 

御祭神  
天火明命 (あめのほあかりのみこと)
JR東海道線に尾張一宮という駅がある。当然尾張国の一宮があるが、なんという名前か私は知らなかった。駅員さんに聞いてみて初めて「ますみだ」と読むことを知った。大昔はこの辺りを清らかな川が流れていた。今の流路から考えると木曽川が近くに流れていたようだ。今でも清い水が湧き出る井戸がある。

この神社ができたころはきっと自然神(たぶん清らかな水)を祀っていたが、その後尾張氏の祖先と言われる「天の火明命」を祭神にしたのだろう。さらにこの地は織物産業で有名なところだったので、服織神社が境内にある。この神社の祭神は天火明命の母神である「萬幡豊秋津師比賣命(よろずはたとよあきつりひめのみこと)」で、機織の神様とされている。

尾張地方は、昔から稲作(尾張米)と繊維業が盛んだった。天の火明命との母子神は地域の人々から篤い信仰を集めた。萬幡豊秋津師比賣命は別名を「棚機姫神(たなばたひめのかみ)」と呼ばれ、七夕伝説の「織姫」と同一と考えられている。そのためこの地域の七夕祭りは大変な賑わいを見せる。


大鳥居と楼門 拝殿:奥に殿:その奥に本殿
立派な楼門 額の文字:どなたの書か?
境内に末社・摂社、神池もある  HPから借用:拝殿内部 
奥に本殿が見える ここで雅楽が奏じられる。(神社のHPから借用)

服織神社:本殿の横にある。人気が高い 服織神社の祭神は本殿の神の母。織姫様
 
境内の摂社:三八稲荷  本殿の千木は鋭い・いい形だ・男神 

甲尾張一宮駅(JR東海道本線)  一宮という名の市は日本で唯一:

R東海道本線では尾張一宮駅となっている。唯一の一宮市なのだから一宮駅でもいいはずだが、JR線でも一宮駅はいくつかある。私の下りたことがある駅は土佐一宮駅(とさいっく) がある。四国琴平電鉄にも一宮駅(讃岐一宮)があった。

名古屋から快速で一つ目の駅。名古屋市の衛星都市のひとつで人口も多いようだ。その昔は尾張氏の本拠地だったのだろう。真清田神社のほかにもう一つ一宮がある。それは大和一宮と同じ大神(おおみわ)神社だ。


立派な一宮だったが、あまりにも簡単に行くことができたので、一宮探索旅のおもしろさはなかった。もちろんそれは私の事情で、一宮自身のせいではない。十分にすばらしい神社である。

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