036   信濃国一宮1   長野県諏訪市・茅野市
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諏訪大社・上社

祭神   諏訪大明神   もともとの神さま   
祭神 建御名方神   タケミナカタの神
祭神 八坂刀売神   ヤサカトメの神
  諏訪大社・上社本宮
 
信濃の一之宮である諏訪大社は四社ある。諏訪湖の南側に上社が2社、北側の下諏訪宿に下社が2社ある。この四社を合わせて、諏訪大社という。四社とも祭神は建御名方神ということになっている。

しかし上社と下社は十数キロも離れており、現在の行政区分も下社は下諏訪町、上社は諏訪市茅野市にある。
私の勝手な推測は、上社と下社は別の神社だったが、建御名方神を祀っていたことから、全部一緒にさせられた。

さらに諏訪大社は明治期に国幣大社となったので、その名残。昭和23年から諏訪大社となった。諏訪大社の公式ホームページには建御名方神の名前はまったくない。諏訪明神が・・・と書かれており地元ではあまり人気がないことが分かる。

上社の本宮は諏訪大社の中では一番にぎわっているようで、ここが一之宮であるとする観光客も多いようだ。観光バスの駐車場があり、土産物屋が並ぶのは上社本宮だけだ。
諏訪の姫?? 巨大な狛犬:春秋宮と同じ大きさ青銅製 一之御柱
北参道:駐車場、ミヤゲ物屋から 北参道から入ると幣拝殿まで遠い!
神仏分離前には神宮寺があった  布橋と呼ばれる長い廊下
手水者:手前に温泉が出る手水あり  神楽殿の大太鼓
東参道:ここを御柱が上がって来る 東参道のモダンなカフェかな?
東参道:神橋ここを御柱がとおる難所 布橋(長い廊下)入り口:二の御柱
布橋:長い廊下  左手絵馬堂 参拝所:その奥に幣拝殿:本殿はない 
勅使門:  参拝所から幣拝殿を見る。正面に鏡! 
  諏訪大社・上社前宮 
 
   諏訪大社の上社は、もともとは縄文系の狩猟民の神である「ミシャグシ神」を祀っていた。しかし中央政府のいうことには逆らえず、建御名方神を祀る神殿を新しく作った。それが本宮で、前宮はひそかにミシャグシ神を祀っていた。

  地元の方に聞くと、平成3年(1991年)に守矢史料館ができるまでは前宮の十間廊に御頭祭りのお供え物の鹿の首75頭、イノシシの頭、ウサギの串刺しなど狩猟民の象徴があったという。御頭祭の様子は1784年に菅江真澄がスケッチしたそうだ。 

  前宮は一応建御名方神を祀るが、昔からの諏訪の信仰を守る社だった。本宮は新しく建御名方神 のために建てた神社で、今は本宮として機能している。諏訪四社のうち、前宮だけは本殿を持っている。
左が十間廊:ここに鹿の首の供物があった  「官幣」が塗りつぶされている。 
内御玉殿:諏訪明神の祖霊が宿ると言われる神宝
を納めた社。前宮では最古の建物 
水眼(すいが):三沢勝衛が調査した名水
御手洗川:後ろは前宮三之御柱 
正面の森の中に社がある。
私の背後に十間廊がある。
諏訪四社のうち三社には本殿はない。
前宮だけには本殿がある。祭神はだれ?
前宮四之御柱 阿吽の阿の股間に注目 新宿三平の寄進

  ミシャグジ神社  
神長官守矢家は明治の初めまで諏訪上社の神長官を務めた家。
出雲勢には敗れたが、神事文化は守矢一族が守り続けた。 ミシャグジ神社!
御左口社の境内の末社 諏訪神社とおなじく四方に御柱が立つ
御左口(ミシャグジ)社
この神社がもともとの諏訪の神社だろう
茅野市神長官守矢史料館!(藤森照信設計)
近くに空飛ぶ泥船もある
御頭(おんとう)祭のお供え 
縄文系の狩猟民族の社だった。
お供え:鹿の首75
ウサギの串刺しなど不気味な祭祀だ。 
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