041   陸奥国一宮   宮城県塩竃市一森山
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鹽竈(しおがま)神社

別宮 塩土老翁神 しおつちおじのかみ この地に塩づくり指導
           
左宮 武甕槌神 たけみかづちのかみ 鹿島神宮の神
右宮    経津主神 ふつぬしのかみ   香取神宮の神
鹽竈神社は難しい字を書く。申し訳ないが地名と同じように塩釜と書かせていただくことにする。
この神社の祭神は上の通りだが、もともとは一森山の上にあり「鹽竈大神」を祀った神社だった。
いつのころから日本書紀の神さまを主祭神にした。この二柱の神は出雲の国譲りの時に活躍した神だが、この神社では陸奥の国を平定した二柱の神さまとされている。

神門を入ると南向きの拝殿がある。拝殿は1つだが横手に回ると本殿は左右に2座並立しているのが見える。本殿拝殿の右手を見ると西に向いた別宮の拝殿がある。こんな様式の神社は大変珍し。伊達家の四代藩主が1695年に造営計画を立て9年後に完成したという。きらびやかな拝殿と装飾のない檜皮葺の本殿の対照もいい。
裏参道の塩釜神社の鳥居 すぐ右手に志波彦神社の鳥居
塩釜神社と志波彦神社の関係 塩竃神社裏参道
裏参道石段脇には種類の違う狛犬が三対あった。 
陸奥国一宮! 伊達氏の崇敬が厚かった
右宮(経津主神) 左宮(武甕槌神)
神門前狛犬 なんかヘンテコ狛犬  文化灯篭の唐獅子(狛犬)
タラヨウの木 塩釜さくら(八重桜)

実はこちらが表参道:この下まで津波が来た。202段の上に社殿がある。 
石段下の鳥居前 石段途中:ヘンテコ?  隋神門前:現代型 

 ■ 塩釜神社 別宮  志波彦神社 
塩釜神社の回廊に囲まれた外側に別宮の志波彦神社がある。塩釜神社別宮となっているが、
もともとは多賀城国府にあった延喜式内社で格式の高い神社だった。
しかし多賀城国府が衰退するにつれ忘れられた存在になっていた。

明治政府は国費によって塩釜神社の中に別宮として移すことにした。
1983年(昭和13年)に遷座がなり、極彩色の立派な社殿が完成した。
    現在は塩釜神社が陸奥国一宮となっているが、
もともとは志波彦神社の方が格式が高く、一宮とされていた。

塩釜神社の別宮とすることによって、
塩釜神社と一体になって一宮を名乗っているのではないか。
と私は推測しているのだが・・・。

本当のところはなぜ格式の高い志波彦神社が
塩釜神社の別宮になったかわからない。
片足の灯篭    庭園の枝垂れ桜   出猩々もみじ     延喜式内社志和彦神社 
もっとも古い建物:ご文庫 ハデバデしい建物だけではない 

  塩釜神社の目の下は松島湾が広がっている。
塩竃の街は東北大震災の大津波に襲われ
大被害を受けたが、 高台の社殿は無事だった。

末社の御釜神社の四口御釜は
地震を予知したと評判になった。

事前に予習をしていなかったので
訪れなかった。残念!


直線上に配置
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