046 若狭一宮 小浜市遠敷
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若狭彦/姫 神社 
神社名 通称 所在地 祭神 祭神:別名
若狭彦神社  上社  小浜市龍前  若狭彦神  彦火火出見尊(山幸彦) 
若狭姫神社(遠敷明神)  下社  小浜市遠敷 若狭姫神  豊玉姫
■若狭彦神社は東小浜駅の近くに下社、そこから1キロ上流に上社がある。「延喜式」神名帳では若狭比古神社二座となっており、若狭姫神社の名前はない。しかし中世には若狭彦神社が一宮、若狭姫神社が二宮となっている。

■社伝によれば、遠敷郡根来村の白石に 唐人の姿をした二神があらわれたという。現在はお水送りをする場所(白石神社)であるが、その後現在の場所に移った。さらに下社が分離した。

■最初は上社が祭祀の中心であったが、室町時代には下社に移った。現在は上社には宮司さんはおらず、両方の神社を下社で統括している。

■祭神は若狭彦/姫神だが、神社は古事記にある天皇家の祖先を祀っている。しかしそれはちょっと無理がある。彦と姫のペアの神さまとするのが古来の日本人の宗教観だと私は思っている。

 
上社下社の位置!1.5キロ離れている。   下社参道:両社の名前がある
 
由緒記 上社   由緒記 下社
 
上社 神門   下社 拝殿
 
 ご神木:夫婦杉    ご神木:千年杉
 
拝殿:10本鰹木(伊勢神宮のみのはず)    下社:鰹木なし 
 
 手水は水送り神社   陰陽石 
 
本殿裏から鰹木・千木    下社:鰹木千木はない 
 
上社:狛犬あり    下社:狛犬なし 
 
木の鳥居 前   石の鳥居前
 
上社:神門・・・社務所・能舞台なし   下社:能舞台

                                 若狭神宮寺と水送り 
■若狭神社は、東大寺二月堂にお水を送る「水送り」行事が行われることで有名である。毎年3月2日に鵜の瀬という川の淵で、奈良東大寺にお水が送られる。

100㎞以上もある奈良まで地下水が流れていくとは考えられないが、行事として長い年月続けられている。3月12日には二月堂の「若狭井」で、若狭からの水が汲みあげられる。水送りは10日かかるので、3月2日の深夜、鵜の瀬から水が注がれる。なかなか神秘的行事だ。若者の間ではパワースポットとして人気がある。
 
神仏分離後は若狭神宮寺が水送り    若狭神宮寺本堂
 
ここで水送り、若狭神社の白石神社境内    注連縄がある下の瀬から水が地下へ! 
 
3月2日神宮寺の閼伽井で汲んだ水を送る   小浜は都の真北!五芒星の中心

 東大寺で修二会という行事がはじめられたときに、全国の神さまが集まめられた。その時に若狭の神さま(遠敷明神:おにゅうみょうじん)だけが遅刻した。ちょうど魚釣りが忙しくて! 

10日間遅れた神さまはお詫びの印に毎年若狭から閼伽の水を送ることを約束したことで、お水送りが行われるようになったとか。若狭と都のつながりが感じられる。  
 
小浜から京都まで一日で運んだ    街道沿いの街並み:カフェになっている 

■2008年私は初めて若狭彦神社にやってきた。その時にはかなりさびれた感じがしていたが、 2009年にオバマ大統領が誕生して小浜市は大いににぎわった。実質は変わったわけではないが、世界に目が開けたような気分になったのではなかろうか。自分の住む小浜が世界の「オバマ」になったと感じた人もいたかもしれない。2013年に来た時には前よりも活気があったように感じた。

■2018年、オバマさんが去って、トランプ大統領が誕生し、オバマさんのやったことを軒並みに否定している。小浜市も影響を受けているかと心配したが、世界中に名前が知られた効果はまだ残っているようだった。子どもたちも自分のふるさとがなかなかの場所なのだということを誇りに思っているようだ。

■若狭姫神社のすぐ前に小学校がある。私が訪れたときは下校時だった。神社の写真に子どもを入れたのは、この街では神社と共に子どもたちがすくすく育っていることを示したかったからだ。
 
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