053    越中一宮3     富山県南砺市 
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 御祭神  
大己貴命(大国主命)  大己貴命が北陸平定を終えて出雲へ戻る時に、国魂神として自身の御魂をこの地に鎮め置いたのに始まると伝えられる。

律令制下に神階では越中国で最高位を占め、一宮であった。なお越中国一宮を名乗る神社としては、当社のほかに射水神社、気多神社、雄山神社がある。

戦国時代に戦乱で荒廃。江戸時代に加賀藩主・前田氏の崇敬を受けて手厚く保護された。
配神
 天活玉命
 五十猛命
立派な灯篭:高瀬神社・揮毫は・・・はて? 拝殿も立派だ
■富山県西南部、
南砺市の東方に鎮座する。

■一時期、越中の国府がこの辺りにあった。その時に高瀬神社が一宮とされた。

■JR城端(じょうはな)線の福野駅から40分ほど歩くしかない。

■砺波平野、コシヒカリの発祥地を歩いて向かった。いい神社だったが、帰りはバスのつもりだったが、3時間も先。ヒッチハイクを試みるも、まったく反応なし。

■雨が降ってきたが来た道を歩く。往復で14000歩。かなり濡れた。
大鳥居:地元出身の名士が建てた こちが正門:南をむく 
拝殿:注連縄  手水舎の屋根は伊勢神宮の古材
本殿:鰹木5本:千木縦削ぎ  境内に高瀬稲荷社 
141号線に面している 狛犬   なでウサギ

 
砺波平野のなかにある高瀬神社:散村として有名:駅から歩くしかない
福野高校の前身は農学校:開校時の建物 コシヒカリ(越:の国の光輝く米)

  高岡駅からJR城端線にのって福野という駅で降りた。無人駅ではなくちゃんと駅員さんもいた。そこから高瀬神社へは庄川行きのバスで行くことができるのだが、昼間は3時間ぐらいバスがない。私は広い砺波平野を歩いて行った。帰りはバスに乗ろうと思ったが、うまく時間が合わない。ヒッチハイクを試みたが、運転しているのは女性ばかりで、怪しいおじさんを乗せてくれる人はいなかった。雨の中、とぼとぼと福野駅までもどった。でも砺波平野の広さを体感できたのはよかった。
  
  苦労をしてお参りをすれば、それだけご利益も多いか? でもこれだけ大きな一宮の神さまは、私のようなよそ者にはあまりかかわってくれないかもしれない。まあご利益を求めてお参りしているわけではないからいいか。 ここの神さまは大国主命、大黒さまだから、因幡の白兎と関係がある。 拝殿脇にある「なでウサギ」を撫でてきた。たくさんの人が撫でるらしくピカピカに光っている。 こういうのは好きだな。


 越中国一宮は4か所もある。一国に4か所もある例はほとんどない。たぶん国府が何回も移動したのに伴って一宮も動いたのだろう。どの一宮もそれぞれ言い分はあるだろう。別に一つにしなければならないといういわれもない。私はこのような広い平野の田んぼの中にある神社も好きだ。 

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