069    播磨国一宮    兵庫県宍栗市一宮町
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伊和神社 
別名     
ご祭神 大己貴神  伊和大神 大国主神 
配神 少彦名神    
配神 下照姫神    
   播磨の国も昔吉備国から分かれた国だ。備前、備中、備後の国は吉備津彦を祀っているが、播磨、美作も全部吉備津彦というのも能がない。そこで伊和の大神を祀ることにしたが、のちに名の通っている大国主神を祀ることにした。伊和は「おわる」という言葉から変化したのだそうで、大国主神はここで生涯を終えたそうだ。
   確かに大国主神は天照大神の天孫一族に「国譲り」をした後、出雲を出た。しかしどこで亡くなったかは、古事記の神話には書いていない。そこでいろいろな話が作られていったのだろう。伊和で亡くなった話は、私は初めて聞いた。根拠は何かあるのだろう。


この神社の社殿はすばらしい。通常拝殿の奥を見ることはできないのだが、
ここでは裏手まで回り拝見することができる。横手からワイドで撮影してみた。
左から本殿(入母屋造り)真ん中は幣殿、右が拝殿。
拝殿は絵馬堂を兼ねている。すごい量の絵馬が欠けられている。

● 前日、美作の一宮を訪ねて津山の町で泊まった。津山から播磨国の一宮に行くのはかなり難しい。7時6分の佐用行の姫新線(きしんせん)に乗った。佐用駅に8時11分到着。姫路行は8時55分発なので、駅前の佐用市役所に行き、情報収集。

● 県が違うので情報は少なかったが、親切に教えてくれた。播磨新宮で降りて9時45分の山崎行に乗り、そこで乗り換えて一宮まで行けばいいようだ。ちょうど接続もよく、10時15分に伊和神社に到着。神社前に道の駅があるので休憩とお昼にちょうどいい。帰りのバスの時間は11時51分。ゆっくり参拝後、食事もできる。


● 山崎という場所は宍栗(しそう)市の中心地で、揖保川に沿っている。揖保乃糸で有名なところで、揖保川はアユ釣りでも知られている。関東人の私にはあまりなじみのない場所だったが、昔は川沿いの交通の要路だったようだ。

国幣は明治期の格付け 巨木:鳥居も大きい 皇族にも強気だね
拝殿の天井の絵馬:絵馬堂? 拝殿の天井は絵馬だらけ
注連縄のまき方がかなり粗い! 本殿真裏にある「鶴石」クリックスすると石が!
狛犬はこの一対だけ、顔つきは珍しい 天照大神以下5柱の神:
成務天皇甲申年

伊和恒郷に大神から託宣あり

驚いてみていると
一夜のうちに杉や桧が
生い茂る聖地となり
空には鶴が群れ舞っていた


今はカエルが・・・
   
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