081    紀伊国一宮2    和歌山市
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伊太祁曽(いたきそ)神社 
    ご 祭 神     
   
大きな袋を肩にかけて因幡の白兎を助けたのは大穴牟遅神(後の大国主神)である。
しかし大穴牟遅は兄神たちに疎んぜられ、さらに酷いいじめにあって殺されそうになった。

木の俣に挟まれて死にそうになったのを知った母親の刺国若比売は大穴牟遅神を、木の俣から解放して
紀伊の国の大屋毘古神のところに逃がした。しかし兄神たちは執拗に追ってきたために
大屋毘古神は大穴牟遅神を根の国スサノオ神のもとに送った。

大屋毘古神は別名を五十猛命といい、紀伊国の木の神であり、ここ伊太祁曽神社の祭神である。
その後、大穴牟遅神は五十猛命に助けられたが結局は亡くなってしまう。
しかし根の国で大国主神として再生して、出雲の国の支配者になる。
私たちはJRの和歌山駅で自転車を借りて紀伊の一宮をまわった。貴志川線にそって日前宮・国懸宮を経て
竈山(かまやま)神宮を見つけ、さらに進んで伊太祈曽駅に行く。駅からすぐにこの神社があった。
伊太祁曽神社:駅名は伊太祈曽駅 駅名は「イダキソ」 神社名「いたきそ」
拝殿:三柱が並立なので横幅が広い 五十猛神:拝殿
御神木:大杉 S37年落雷で燃えた 木俣くぐり:大穴牟遅神が挟まれた 
本殿は春日造りかな?  神橋:太鼓橋
父のスサノオ神が降臨した鳥上山の磐座   ときわ山古墳の脇からみた二の鳥居


■貴志川線の終着駅の貴志駅には「たま」駅長がいました。
今は後継者の「ニタマ」が駅長で、「よんたま」が伊太祈曽駅の駅長見習いだそうです。
■和歌山電鉄の貴志川線はこの「たま駅長」のおかげで、廃線を免れたのです。昨今の猫ブームの走りかもしれません。
●■もう一つおまけ。
紀ノ川は日本では一番長い断層線である「中央構造線」を掘りこんで流れている。下の図。この断層線は諏訪湖から南アルプスの西側を通り豊橋から伊良子岬の北側を通り伊勢市にいき、紀伊半島を横断し淡路島の南から四国へ行く。四国では吉野川がこの構造線に沿って流れている。
中央構造線は地質の境目でもある。構造線南側には三波川(さんばがわ)変成帯がある。この変成岩の中で有名なのが結晶片岩で、この辺りでは「青石」と呼ばれている。上の写真で私が手をおいているのが「青石」。この神社は青石地帯にあるのだ。