100    薩摩国一宮1   鹿児島県薩摩川内市宮内
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新田神社
ご祭神 天津彦彦火瓊瓊杵尊  天照大神の孫 
相殿 天照大神   
相殿 天忍穂耳尊  瓊瓊杵尊の父 
  薩摩の国には一宮が2か所ある。薩摩半島南端の開聞岳のふもとにある枚聞(ひらきき)神社とここ新田神社である。もともとは枚聞神社の方が一宮であったが、島津氏の庇護のもと新田神社の方が一宮として重んじられるようになった。島津家文書には薩摩国の一宮は新田神社とされているが、神社の縁起の基本台帳である延喜式神名帳(927年)には載せられていない。やはり枚聞神社の方が一宮だとの意見も強い。

  新田神社は可愛(えの)山陵と一体になった神社である。この山陵は天孫であるニニギ命の御陵であるとの伝承があった。明治7年に明治天皇によって「邇邇芸尊陵」として認められ、現在は宮内庁の管理下になっている。昭和天皇、平成天皇と美智子妃も参拝されている。天照大神の孫で木花開耶姫の夫とされる邇邇芸尊はあまりいい神?人?とは書かれていない。しかし皇室の祖先とされているので参拝されたのだろう。

  この神社は一時期は八幡宮でもあったが、明治以降は天皇家の祖先を祀る重要な神社として認識されている。天皇家の最初の系図が各所に書かれている。長い石段の上に上がると大楠の下に天孫のいわれが書き記されている。戦前の教育では初代神武天皇から現代までの天皇の名前を誰もが暗記していた。

川内川の港から長い参道がこの手前に! 鳥居をくぐると太鼓橋2連
下の石段:150段ぐらい かなりきつい!う回路はある。
中段にある社 がらっぱ大明神??
石段下の阿吽の狛犬 子抱狛犬:両方が子抱
天孫ニニギ命の系譜  拝殿! 勅使門

古事記の記述による系譜
・・・・・・・・・・高天原の神さま・・・・・・・・・・
● 天照大神(大日孁貴神)・・・・・・日本の最高神(伊勢神宮)
● 正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命・・・・・・天照大神の長男・・・・・・天下りを断る! (英彦山神宮)
● 天津日高彦火邇邇芸命・・・・・・忍穂耳命の子:天孫(新田神社) 天下りして咲夜姫と結婚
● 木花之佐久夜毘売・・・・・・大山祇神の娘 邇邇芸命と笠沙の岬で出会う
・・・・・・・・以降は竜宮からの来訪神・・・・・・・
■ 彦火火出見尊(山幸彦)・・・・・(鹿児島神宮)・ニニギとコノハナサクヤの長男:豊玉姫と結婚
■ 鵜葺草葺不合命・・・・・・(鵜戸神宮)・竜宮から来た豊玉姫の子:妻は玉依姫
■ 彦火火出見尊(神武天皇)・・・・・・(宮崎神宮)玉依姫の子
・・・・・・・・人皇へ続く・・・・・・・
▲ 126代 浩宮へ続く。 令和元年(2019年5月1日)から
24社:実にたくさんの神さまがおられる  回廊:奥に本殿だが見えなかった 

・・・・・・これ以降はニニギ命の墓陵:可愛山陵の話・・・・・
笠沙の岬でコノハナサクヤ姫とであう。
父の大山祇神は姉のイワナガ姫とサクヤ姫の二人を嫁に差し出す
美しくないイワナガ姫をおい返す・・・・セクハラ

サクヤ姫との間に子どもができる
「その子は俺の子ではない、浮気したろう!」・・・・・パワハラ・セクハラ
神の子だから火の中で生まれると言ってサクヤ姫は産屋に火をつける。
火事の中、生まれた子が山幸彦・海幸彦

山幸彦は竜宮に行く
そこで豊玉姫に出会う。妻を置いて戻る・・・・パワハラ?
豊玉姫は竜宮から鵜戸神宮に来てワニの姿で子を産む。
まだ産屋ができる前に生まれたのでウガヤフキアエズ命

ウガヤフキアエズ命は豊玉姫の妹で乳母の玉依姫と結婚
玉依姫の子どもが神武天皇!
 可愛(えの)山陵(みささぎ) ニニギ命の墓陵 
宮内庁の管理になった パワーの生まれる大楠の木 
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新幹線の川内駅から3キロのところにある。雨がひどかったのでめずらしくタクシーで訪れた。
すごい石段だった。ほぼ300段、一番感動したのは子抱き狛犬。
「それは私の子ではない」などと疑うニニギ命に対する皮肉かな??

帰りはバスでと思ったが2時間あと。タクシーを頼んだが原発景気で30分以上
待たないと来ないという。困っていると非番のガスリンスタンドの
お兄ちゃんが載せていくよ!というので、厚意に甘える。
無事に川内駅につき新幹線で久留米まで行く。
久留米には肥前一宮千栗八幡宮・筑紫一宮高良大社がある。
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