筑波山神社 
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 筑波山は深田久弥さんの日本百名山の中では、最も低くい。1000m以下は筑波山と九州の薩摩半島の南端にある開聞岳の2つである。いずれも姿かたちが美しい。開聞岳は火山だが、筑波山は火山ではなく地下深くで固まった花崗岩、斑レイ岩からできた山で、八溝山地の突端にある。関東平野から見ると独立峰のように見えるが、実際は山脈の一部である。

 花崗岩は御影石と呼ばれる岩石で、関東には少ない。この近くからは花崗岩が切りだされている。稲田石と呼ばれるのがそれである。また花崗岩が風化した後にできる粘土は陶土として使われる。益子焼の粘土はここら一帯の花崗岩の風化粘土である。

 筑波山と言えば「四六のがま」、江戸時代にガマの油の露天販売を行っていた新治村永井の兵助が、筑波山の山頂で自らの十倍もある蝦蟇(がま)に諭されて故郷の「がまの油」を売り出すための口上を工夫し、江戸・浅草寺境内などで披露したのが始まりとされている。筑波山に四六のガマがいるか??

  バス停の脇の「ガマ」が迎えてくれた。いまは梅まつり。私らと一緒に来たおじさんは今日は「ラン展だ」と言って、神社方面に登っていく。我々も付いて行くと、この梅のそばの江戸屋ホテルで「ラン展」がおこなわれていた。


手前に見えるのが神橋で、その背後の大きな屋根が隋神門、さらに奥に拝殿があり、山の上に社殿がある。

背後に見えるのは女体山(877m)で男体山(871m)よりもちょっと高い。女の方がエライのだ!

女体山の上に見える建物はケーブル駅で、本殿はてっぺんにある。ここからは見えない。

神橋は重要文化財。
お寺の門には仁王様がいるものだが、ここには左右に神さまが居られる。
右は10代天皇の皇子
左は12代天皇の皇子
関東平野にいると、
東には筑波山、西には富士山
が見える。

隅田川水神の森から見た広重の浮世絵に
見えるのは双耳峰の筑波山である。

左の男体山が高く見える。
筑波神社の絵馬では右の女体山が高い。
たしかに東京から見ると左の方が
高く見えるのだ。
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