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■お遍路旅:第2日目。
●昨日第3番金泉寺まで歩いて、少しだけ「お遍路」を体験した。ほとんどのお遍路さんはバスでやってきて、納経して朱印をもらうとさっさと次に急ぐ。
次の札所はどう行くか地図を出して調べている人はほとんどいない。
●案内板はあるが、「へんろ道」と「四国の道」の2種類がある。どちらを行ったらいいか、自分で調べるしかない。
●第3番を過ぎてから、上のような里道に入る。こんな道はいくらでも歩けそうな気がするが、長くは続かない。


本日(3月28日(土)晴)の予定
第3番 奥の院・愛染院(板野から3キロ)
第4番 大日寺(愛染院から3キロ)
第5番 五百羅漢:地蔵寺(大日寺から2.5キロ)
第6番 安楽寺(地蔵寺から5.5キロ):お接待
第7番 十楽寺(安楽寺から1.5キロ):お昼
第8番 熊谷寺(くまだに)(十楽寺から4.5キロ)終了 合計:20キロ 

 

できるだけ昔のへんろ道を復元しようと、地元の人たちが努力してくれている。古いへんろ道を示した地図(四国遍路一人歩き)もつくられている。この時点ではまだ手に入れていなかったので、下のような案内標識だけを頼りに歩いた。

同じ道を「四国の道」として国土省が立派な石の標識を作っている。しかしこの標識に頼ると「へんろ道」を外れることが多い。なんでそんなことになるのか、ちょっと不思議。しばらくはどっちをとるかで難儀した。

遍路道案内:愛染院の近く  青石の古い橋 
 第4番への道  第4番への道
この地図は必携!  この地図は案内書で無料配布 

 四国のみち:遍路道とは違う!
岡上神社の石段  四国のみち:終点じゃない??  岡上神社の大楠 
 第3番 奥の院 愛染院

第3番奥の院の愛染院 田舎寺で落ち着く

第4番 大日寺
こぶし咲く大日寺 第4番まで遠かった
立派な青石の庭:正面が本堂 大師堂は工事中

 ■板野駅から第4番をめざしたが、思ったよりも遠かった。1時間歩いてやっとお寺についた。札所と思ったら第3番奥の院と書いてある。ちょっとがっかりしたが、いいお寺でお茶をごちそうして下さる。トイレを使わせてもらい出発。山門には仁王様の代わりに大きなわらじがある。わらじ門というのかな??
■この寺から道は里山の歩き道になる。気分はいい。しばらく畑の間を歩き愛染庵を抜け、峠を越えると山神社前に出る。上の道に出ないで右折すると向こうに大日寺が見えてくる。天気はよくなり、暑い。山門の前で写真を撮る。大師堂は現在工事中で見ることはできなかった。
■バスで巡る遍路さんがたくさん現れたので、退参。歩き遍路も今日は多い。

桜満開:後ろは徳島自動車道 ハチスカ桜:このあたりには多い:すでに葉桜

     第5番 地蔵寺
■ハチスカ桜の休憩所でしばらく休み、のどかな里を下る。2キロほどだが、のんびり歩きなので1時間少しかかった。
■五百羅漢寺の脇にでる。ここは地蔵寺の奥の院という感じ。遍路の作法とは違うが、先にここに参って、石段を下って第5番地蔵寺の向かう。
■すでに11時を過ぎていたので、門前にあった屋台で草もちを買う。参道の桜が、まさに満開。隣りの泉福寺の桜もすばらしい。
泉福寺は高野山真言宗の寺だが、88か所には入っていない。
五百羅漢寺:地蔵寺の上の場所にある 五百羅漢寺:地蔵寺の奥の院である。 
地蔵寺:大師堂  地蔵寺:本堂(左手) 
第5番 地蔵寺仁王門   水仙は今ごろ咲くの?


 第6番への道 

四国の道、道標  天照と大巳貴命が同じ石碑?? 一里塚案内 
八坂神社 2社共同の拝殿。それぞれ違う神社
水のない天井川:こんな川が多い  川沿いの休憩所 

■第5番の地蔵寺から舗装道路になる。途中に神社やお寺もある。
律義にそれぞれにお参りする。というよりも休憩時間をとっただけかな。
そろそろお腹もすいてくる。水分補給は夏ミカンかな!
いくつも落ちているので、新鮮なのを勝手にお接待!
■神社は敷地を共有しているもの、社殿も共有しているものいろいろある。
下の松島神社が淡島神社と敷地を共有している。
桜に見とれていたらこの鳥居の前で右折するのを見誤った。 



第6番 安楽寺                                                         

竜宮城みたいな仁王門 仁王様もちょっとかわいい!
 四国6番 安楽寺 と書いてある。  5番,6番.7番の案内図、車用
 新入社員が初仕事!お接待!  奥が大師堂:歩き遍路さんも休んでいる。

 

 熊野神社:ここで遅いお昼(お弁当)  狛犬もお花見
 桜だけじゃない! 私も見て!  鳥居から拝殿まで屋根がついている!親切だな!

     第7番 十楽寺 立派な宿坊
    
■ 熊野神社から十楽寺まではすぐだった。この寺は大きな道に面しており、観光バスも停まりやすいので、多くのお遍路さんで賑わっている。
■門は6番の安楽寺と同じように竜宮城風だが、こちらの方が大きく二階に上ることもできる。高い所にあるので、眺めはいい。お不動さんがおられた。
■もうひとつ驚いた。境内に立派な宿坊がある。後で聞いたおじさんは豪華ホテルだ!と言ってた。
■門前にお蕎麦屋さんがある。腹が減った!お昼を食べる。讃岐はうどんが名物。阿波は? でもおいしかった。

第7番 十楽寺:山門下 山門:二階にも上がることができる
 大師堂  宿坊:まるでホテルみたい!
 第8番の手前に日帰りの温泉施設がある。  温泉に入ったら、この峠は越せないかも!


   第8番 熊谷寺(くまたにでら) 

■第7番の十楽寺で、もう十分というほど歩いた。お昼を食べた途端、もういいよ!
■日傘をさして歩いたが、暑い。「四国は寒いぞ!」と言われたが、なんだいこれは!
■疲れてくると判断が鈍る。高速道路の反対側は日陰になるので、そちらを歩いたが、途中で行き止まり。また元に戻る。奥さんは足の裏が依れてきた。ただちにキネシオテープを巻いて予防する。
「御所の湯」という日帰り温泉施設がある。反対側には三木元総理の銅像がある。ここが出身地だったのか。
■温泉を過ぎると上りにかかる。車の道だがけっこうきつい。峠の途中から右手に入ると第8番熊谷寺。立派な石柱を背景に写真。寺は石段の上にある。石段は桜で満開。
■ああ疲れた! 本日は寺近くの民宿「里山辺」に泊まる。車で迎えに来てもらった。明日はここまで送ってもらう。
第8番 仁王様 第8番 仁王門:88か所で最大!
第8番熊谷寺(くまたにてら) 多宝塔:近すぎてこれがやっと
 第8番 熊谷寺本堂:大師堂は左上  熊谷寺:中門:彩色の四天王がみごと

■これで本日は終了。第8番熊谷寺のそばに宿がないので、ちょっと先の「里山辺」に頼んでおいた。歩いて行こうと思っていたが、疲れ果てたので、迎えを頼んだ。ほんの数分で来てくれた。いい民宿だった。翌日は車に乗った地点まで送ってもらい、そこからスタートする。

▼板野駅    7:50         
第3番奥の院   8:50   6150歩    4q 
第4番大日寺   9:45    9706歩    5q 
第5番五百羅   10:45      
第5番地蔵寺   11:10   15600歩   2q
第6番安楽寺   12:45    23261歩   5q 
第7番十楽寺   13:45   26532歩    1q
第8番熊谷寺   15:15    34470歩    4q
    8時間25分    34470歩    21q

直線上に配置
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