今年で5回目になるか? 戸隠の越水が原の都立大山荘に集まって、雪と戯れようという企画を
大OBの田中さんが始めた。田中さんはネイチャースキー協会の会長さんで、ここで山岳部OBにも
自然と仲良くなるネイチャースキーを普及させようと考えていたようだ。私は3回ほど参加させてもらい、
ゲレンデスキーでは見られないような雪の世界を堪能させてもらった。
昨年は3月8日から10日まで、戸隠の雪を堪能して東京に戻ったら、翌日あの大震災。
1年後の今年は、どうしようかと私も多少は考えた。まだまだ復興さなかの人々、放射能で
動きのとれない人々も多いのに、雪と戯れていいのか?何か手伝いに行けよ!
そうも思ったが、年寄った私が行っても、ご迷惑をかけるだけ。何回か東北を訪れて
そう感じていた。それならせめて被災した酒蔵復興のために、東北の酒を飲むことが、
私のできること。と勝手な理屈をつけて、今年も参加することにした。
今回の呼びかけ人である元会長の渡部さんも、いろいろ考えて下さった。
結局集まった方々は9人が集まった。集まったからにはゆっくり自然を楽しもう。
田中さん考案のネイチャスキー組、自前のクロカンスキー組、スノーシュー組とそれぞれ勝手な道具で、
戸隠奥社周辺、鏡池から隋神門、戸隠牧場、念仏池をとおって越水が原までほぼ8キロほどのコースを
行くことにした。3月16日(金)はめずらしく快晴。そんなに寒くないので、
後半はスキーの裏にべったりと雪が付いた。スキーが滑らず一歩が重たかった。 |