峠楽会 第11回 方南弁天峠(杉並区)

  12月16日土曜日、峠楽会(昔のブラリバークラブ)の今年最後の探索会です。今回は方南町(地下鉄丸の内線終点)から歩き出し。勝手に名前をつけた方南弁天峠をとおって善福寺川から荻窪まで歩きます。

そのあとは荻窪で忘年会。中央線沿線の人が多いのでそちらに場所を設定しました。もし参加希望の方は以下のページを見てお返事ください。

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東京峠楽会

 もう一通の手紙には新しく楽会(がっかい)を作ったから、自分を足立支部長にするようにとのこと。ということで「東京峠楽会」というのができました。ブラリバーの「東京都内峠巡り」が学会じゃなくて楽会になりました。3月からは「東京峠楽会」で活動を始めることにいたします。なにせ女子大生の提案ですので、無視することはできません。

支部長ポストはあと少し(?)ですから申し出てください。すでに足立支部、新宿支部、練馬支部、阿佐ヶ谷支部、板橋支部、上福岡支部は支部長が決まっています(知らなかったという人も任命されています。事後承諾)。早い者勝ちですのでまだ申請していない方は、次回ブラリバーじゃなくて「東京峠楽会」のときに申し込んでください。次回は2月18日(土)中目黒駅改札 1:30 集合。

最近、「改札口が2か所あるのに、どちらか表示がない。講師怠慢だ!」などモンスターペアレント並みの非難が寄せられていますが、私だって、どこの駅に改札口がいくつあるなんて知るわけないです。行ってみてウロウロ歩いてみれば、大体は会えるものです。1月の会のとき、心配な人は1時間も前から来てウロウロしていました。知らない街をウロウロするのは楽しいものだとのこと。これこそ「楽会」です。皆さんも「楽会」を楽しんでください。

ぶらりバークラブ 都区内峠越え

161209map-deko2 cimg0106本日は今年最後のぶらりバークラブお散歩。大田区の馬込あたりを歩きました。

そこで都区内峠越え道探しでした。最初の図書館峠は皆さんなるほどと認定してくれましたが、後半鐙(あぶみ)坂上の峠は、「あまりよくわからない」とのことで却下。

却下したのは山岳部出身の人。いつも高山の峠越えをしていた人にとっては、こんなの峠じゃないということらしい。

ムムーッ まだ説明力が足りないなあと反省。次回は四谷あたりだが、認定してもらえるように説明をうまくやろう。

馬込は凸凹、坂だらけ!

161209map-deko1馬込駅から西馬込に歩いてみた。予想以上にデコボコの街だった。幼稚園児のお母さんたちは全員電動の自転車だった。ママチャリではこの地域を行き来できない。高校生は立ちこぎで坂をのぼていた。坂はたくさんあるのだが、峠となるとあまりない。馬込図書館前と大田区郷土館のまえあたりが一番峠的地形だが、この次の本番でもっといい峠が見つかるかも知れない。161209magome1これはすばらしい。何がって!上から新幹線、国道一号線、環七、その下に都営三田線が走っている。4段がさね。161209dendo-cycle大田区郷土館には先日までKITAMURAくんが勤めていた。毎日この坂を上っていたそうだ。お母さんたちは全員電動自転車だった。

都内峠越え 播磨峠!

東京メトロの茗荷谷駅はおかしなところにある。地下鉄なのにホームの先端は地上に顔を出している。大半の人はメインの改札口を出るので、トイレの脇に小さな出口があることは知られていない。登校時には拓殖大学の学生がと織るかもしれないが、谷底に降りると上り返すのが大変だから、学生は敬遠しているかもしれない。実態を見ていないから何とも言えない。まあ平日はだれも出ない。161206harima-map161205harima1 坂を下って茗荷谷へ出るところに縛られ地蔵がある。本日は林泉寺の工事中で地蔵さんはどこかへ移されているが、私は何回か見たことがある。縛られ地蔵は葛飾水元の方が本家らしい。あちらは正当に荒縄で縛られているが、林泉寺の方はビニールひもで巻いてあった。161205harima2 林泉寺を過ぎ、拓殖大学正門で右折して、なんと地下鉄のガードをくぐる。茗荷谷は地下鉄よりも深い谷なのだ。ガードの先に藤寺があり、その脇をとてつもなく急な坂が突き上げている。富士見坂ともいうそうだ。茗荷谷から台地に上がる道はこれしかないので、タクシーも上がるが今にも裏返しになって落ちてきそうだ。(ちょっとオーバーか?)坂を上がると春日通りを隔てて向こう側が緩やかに下がっている。播磨坂と呼ばれる桜の名所だ。坂をくだると昔は小石川(礫川)が流れていた。その対岸には赤ひげ先生の小石川養生所(現在は植物園)があった。161205harima3 ここは立派な峠。むかしサッカーの皮ボールや皮靴を作るYASUDAという店があった。私たちは何回も修理に通ったものだ。いまは屋上に白黒のボールを載せるビルになっているが、靴屋はとっくになくなった。でも昔のサッカーマンには懐かしい場所なのでYASUDA峠にしようかなとも思っているのだが。

都内峠越え 馬込の近く

161202%e9%a6%ac%e8%be%bcmap161202%ef%bc%91%e5%8f%b7%e7%b7%9a大崎高校の前に戻って大原通りをさらに進む。緩やかに曲がって通りは国道一号線に出た。そこは中延駅。都営線と東急線の両方の駅があった。ここで電車と思ったが、まだ1万3千歩しか歩いていない。国道を馬込まで歩くことにした。ほぼ1キロ、15分だ。
ところが国道一号線は立合川を埋め立てた立合道を越えたところから上161202%e5%b3%a0%e4%b8%8aり坂になっている。日本橋から13キロの表示柱のあたりで最高点になり、後は馬込に向かって緩やかに下っている。

これぞ、国道1号線の何番目かの峠だ。しかしその近くの方がもっとはっきりした峠になっているだろうと考えて、すこし歩いてみると朋優学園の先で、見事な峠に突き当たった。これはすばらしい。朋優峠と命名する。161202%e5%b3%a0%e4%b8%8b
午後3時頃で馬込側から日が当たっている。坂は西側に下っている。近くに富士見小学校があったので、もしかするとこの坂から富士山が見えたかもしれない。立会川から登ってくると正面に富士山、という風景を思い浮かべる。東京の百峠の人るにはなるだろう。
161202%e9%80%86%e5%b3%a0%e4%b8%8a近くにはいい上り坂がたくさんある。でも登りきったところが台地になっているのでは峠にならない。逆に坂を下がってくるとすぐに反対側の上り坂に出る場所がある。これを「逆峠」と名付けようかと思っている
満足して、馬込に下る。馬込駅は国道一号線と環七道りが交差する場所にある。国道が上を通るので、駅161202%e9%80%86%e5%b3%a0は陸橋の下から入る。周りには人家も商店もなく、お茶する場所ははない。残念。都営線にのって蔵前にいく。本日田口会の忘年会。都営地下鉄線ばかりだったので交通費はかからない。年寄りの道楽として、都内の峠道探しはなかなかいい。

小さな五重塔 ぶらりバー

161105gojunotoぶらりバークラブの第12回散歩。今回は赤羽橋から神明坂を上りオーストラリア大使館脇から三井倶楽部をとおり、「綱の手引き坂」というなんだかわからない坂をちょっとくだり、「綱坂」へ入って。慶應大学の裏口から構内へ入ってみた。大学は高台にあるが正門はかなり下がったところにある。目の前は「慶應坂」で国道一号線が遠ている。国道一号線は五反田に伸びているが、なぜだか「にこく」と呼ばれている。「いちこく」は品川駅の脇を通る、箱根駅伝のコースだ。でもそちらは国道15号線だけど。よくわからん。 続きを読む

08 富士見峠(目白台2交差点)

神田川の左岸は急な傾斜になっている。北側の斜面には冬に霜柱が多く立つことで、赤土の崖が崩れやすくなったことが原因だろう。こちら側の斜面には急な坂がある。一番急なのは都電と平行した「のぞき坂」でこれはたぶん東京都区内一の急坂だろう。目白不動のまえの「宿坂」も急だが、いずれも上にあがると目白通りで台地の上に上がるだけ。161018%e7%9b%ae%e7%99%bd%e5%8f%b0map 続きを読む

奥只見 錦秋もうちょっと

161016tadami22 後片付けをちょっとだけやって、私と前橋のKO林さんは檜枝岐から御池、新潟県側の奥只見を通って枝折峠を抜け小出に出るルートをとってもどった。このコースの紅葉は日本で有数と思っているが、車を手放したので、もう見ることはできない。 続きを読む

07 豪州峠(綱の手引坂)

麻布十番を赤羽橋方面に流れる川がある。今は上を高速道路が通っているので地図で見てもよくわからない。実は渋谷から流れる渋谷川で、天現寺から下流は「古川」になっている。その古川の「中の橋」を渡って南に向かうと神明坂がでてくる。途中にある神明宮にご挨拶をして登っていく。坂上で三田高校の前を通る綱の手引き坂に出る。信号の向こうに下り坂があるのでまさにここが峠。右前方にオーストラリア大使館、左前方にジョサイアコンドル建築の三井倶楽部がある。大使館に敬意を評して豪州坂にする。161010%e8%b1%aa%e5%b7%9e%e5%b3%a0%e5%a4%a7%e4%bd%bf%e9%a4%a8 続きを読む

06 江戸見峠(江戸見坂・汐見坂・霊南坂)

本日はブラリバークラブの例会。峠越えをしてもらい、江戸見峠を認定してもらいました。六本木一丁目駅からスペイン大使館に上り、そこからサントリーホールの上を歩き、霊南坂教会の前を通った。ここは山口百恵の結婚式があった教会でいまも聖地になっている。霊南坂の道標はアメリカ大使館とホテル大倉の間に立っているが、この辺り一体を霊南坂と呼ばれているようだ。ホテル大倉は現在建設中だが南ウイングは今も営業中。その角が峠の頂上でそこから3方向に坂が下っている。edomi03 続きを読む

御杖神社 みつえちゃん!

奈良県の伊勢本街道沿いの御杖村に御杖神社がある。御杖とかいて「みつえ」と読む。大和にいた天照大神は諸処の理由でそこには居られなくなって旅に出るのだが、その時の案内役を「御杖先」という。最後にやまと姫は御杖先として、伊勢に案内してそこに落ち着くことになる。ヤマト姫は斎王として近くに斎宮をつくり天照大神をお祀りした。斎王は皇女が務めることになっていたが、その制度は南北朝時代(14世紀)に途絶えてしまった。しかし2013年の伊勢遷宮では皇女の黒田清子さんが斎王を務めた。16103mitue001 続きを読む

都内峠越え04 愛宕山峠

愛宕山は東京タワーの近くにある23区内の自然の山では最高峰である。28mかな。なんでこんなところに山があるのか不思議がられたが、調査の結果東京タワーから続く細い尾根の先端部分であることが分かった。細い山脈なので下から登って頂上に出ると向こう側が見える。私の都内峠の定義に会う。しかし自然御峠道とは違って、ここでは急な石段やエレベーターが付いている。これが都内峠の面白いところ。atago01 続きを読む

都内峠越え03 城山峠

神谷町の駅からすぐ近くにエスカレーター付きの石段がある。屋根がない場所にエスカレーターをつけても構造上問題ないのか、ちょっと心配だ。坂の上には城山ガーデンという超高級マンション群がある。そこに住む人のためにつけられたらしい。
自転車で行ったので、エスカレーターに乗せてみたが、両輪がうまく乗らないので不安定だ。でも自転車を載せてはいけないことはないようだ。坂の上の遊歩道には「自転車に乗らないでください!」と書いてある。押して歩けばいいのだろう。
森の中の緩い坂道をしばらく上ると、右手がスゥエーデン大使館、道路の反対側がスペイン大使館、さらに進むとアメリカ大使館がある。
その道路(尾根道)を横切ると今度は別の超高級マンション群のイズミガーデンに入る。ここからは眼下に六本木の町が見え、高速道路も目の下だ。こちら側にもエスカレーターがあるが、そのまま六本木一丁目の駅に入ってしまう。
自転車でスペイン大使館の脇のスペイン坂を下った。途中で道源寺坂に入り、高速道路の下を通って赤坂駅に出た。まてよ!汐見坂があったなあと思い出したので、再びアメリカ大使館を目指して登った。江戸見坂はすばらしい。 続きを読む

都内峠越え02 飯倉越え

国道1号線は桜田門から虎ノ門を通って神谷町から飯倉へ上っていく。桜田通りとも呼ばれる。飯倉の坂うえでは六本木から東京タワーへ通じる通称東京タワー通りと交差する。この近くにロシア大使館があるので交差点には常に多くの警官が見張っている。
私はこの交差点の景色が好きだ。八幡様の前から登っていくと右手には霊友会のとてつもなく大きな建物が目に入る。飯倉交差点にはレンガ造りの変な建物があるが、その先にNECの本社ビルが見える。江戸の昔には海も見えたのではないかと想像するのは楽しい。でも長いこと感慨にふけっていると、たいてい警官に職務質問をされる。最近は必ず、こちらから先に「ここはいい景色ですね!」とか声かけをする。咎めらえることは「少なく」なった。 続きを読む