トランプ大統領

とんでもない大統領が出てきたもんだ。就任したら少しはまともなことを言うのかと思ったら、アメリカファーストしか言わない。これまでの大統領は、世界最大の国であるアメリカは他国とのことも考えていますよ!という態度は持っていた。しかし今回の大統領は、アメリカはあちこちからひどいことをされている。もう付き合っていられない! と居直ってしまった。

私が一番懸念しているのはイスラエルとの関係。娘もその旦那もユダヤ教徒と池上さんが言っていた。彼らはイスラエルを世界に認めさせようと、大使館をエルサレムに移すという。これは国連が一番気にしていたことで、パレスチナという国を認めないということになる。イスラエルは今もせっせとエルサレムに入植地を作っている。明らかに国連の決議に違反しているが、トランプはそんなことお構いなしだ。

シリアの反政府勢力はアメリカの援助がなくなったので壊滅した。トランプはあとはロシアに任せたという。ロシアはシリアのアサド政権を復活させてしまった。いままであれだけの犠牲者、難民がでたのは何だったのか? これもまあ解決と言えば解決だが、イスラム国をどうしたらいいのか全く分からない。イスラム国はきっとアメリカにテロ攻撃をさらに仕掛けてくるだろうが、そうなったっても自業自得ということになる。

とんでもないトランプ政権にしっぽを振ってついて行こうというのが我が国の方針らしい。世界のほとんどの国は、こんな政府は長続きはしないだろうと様子見をしている。昔「ノーといえる日本人」というのがはやったが、今はそんな人いないのかな。トランプは経済人だから景気は良くなるだろう、なんてテレビではコメントしているが、そんなレベルの話ではないだろう。ああーいやだいやだ。気分は悪い。