一宮と総社、国府、国分寺!

昨年全国一宮巡りを一応は終えた終えた。昔の国(旧国)は明治の廃藩置県まで続いていた。その国も一番偉いのが一宮である。しかし旧国の中に、越前のように4か所も一宮がある場合もある。私が住む武蔵の国の一宮は埼玉県の大宮の「氷川神社」であるが、実はもう一つ、多摩市(聖蹟桜ヶ丘駅近く)に小野神社があり、武蔵一宮と称している。

一宮は当時の国の中心にあるものだとばかり思っていた。しかし大宮と武蔵の国府である府中市はかなり離れている。小野神社の方が国府に近いのでこっちが本当の武蔵一宮ではないかと思っていたが、実際に府中に行ってみると駅前には「大國魂神社」という大きな神社があり武蔵の国の「総社」とされている。

これは困った。せっかく一宮を巡ったのにさらに大きな総社があった。その総社はたいていは国府にある。またまた全国国府巡りをせねばならないことになってきた。調べてみると国府には国分寺、国分尼寺が配置されていたという。確かに武蔵の国の府中市、国分寺市と別々の市になっているが隣り合わせで近くにある。名前は残っているが国府跡、国分寺跡が見つかるのはいい方でその場所はよくわかっていないそうだ。となると全国の国府、国分寺探しをせねばならない。

幸いなことに現在の一宮の近くに国府があった場合も多い。そこで全国地図を広げて、まだ行ったことがない国府、国分寺を探し出して全国を回ってみることが、次の課題になってきた。今年はこのテーマで動くことにした。いつまでたてもコロナ終息は見えない。私は勝手に6月1日解禁、ワクチンも打ったので全国まわりを始めることにした。