安保法制 NHK 放送せず

最近NHKの放送は、政府寄りになっていると思う。本日安保法制最大の山場の委員会採決の場面を放送しなかった。まあいくらでもいいわけは付くだろうが、放送すれば勝手に採決しちゃったことが分かるから、やらないようにという無言の圧力がかかったことは判る。もうNHKに受信料なんか払ってやるか!という気分だ。

この法案、明らかに憲法違反だとさまざまな学者さんも言っている。「健康のためには命はいらない」というアスリートと同じ、「憲法のために命が危険になってもいい」。 木を見て森を見ないというのと同じだと首相側近が解説していた。なるほどわかりやすい丁寧な説明だ!  戸締りを厳重にしないと泥棒は入ってくるので、二重にも三重にも戸締りが必要なのです、というのは総理自らが言う。そのとおり、説得力はある。でもほとんどの人が、こりゃまずいと意思表示をしているのはなぜ。

やっぱり隠していることがたくさあり、それを説明していないとだれもが思っているからだろう。隠していることの最大の問題は、「泥棒がうちに来そうなので先にやっつけてもいい」と専守防衛からはみ出したことだ。やられそうだから同盟国と一緒に先制攻撃をかけようというもの。中国や北朝鮮の様子を見ていればこれはかなりの説得力がある。丁寧に説明すれば分ってくれる人も多いだろうから、正直にかくさず説明すればいいのに。そうすれば反対賛成ははっきりする。自衛隊を海外派兵しても危険は増大しない。そんな保証は何にもない。当然危険は増す。それでもやらなければ国は守れないんだ。と正直に言えばいいのに。そうすれば国民は納得!とかいやとんでもないとかはっきりするのに。

とテレビを見ながら、対岸の火事を見物している。政治家も我々も年寄りが多いので、若者のことなど考えていない。自分たちの古い知識でやっているだけだ。若者はもっと考えて少しぐらい行動を起こさなければ。私の行動はせいぜい国会の周りをウロウロするだけだが、そんな人が数万人でもいれば、首相も少しぐらいは考えるのではないかなと思うのだが。

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