原発再稼働 伊方原発

四国の伊方町にある原子量発電所の再稼働の審査が完了し、愛媛県知事は再稼働に同意したとの報道があった。私は他のどんな原発が再稼働しようが、ここだけはムリだろうと思っていた。しかしこんなに早く原子力規制庁が認可するとは思っていなかった。原発を再稼働させてはならないと、小泉もと首相が述べているが、現時点では原子力が制御不能というのはたしかだ。それだけでも反対の根拠なのだが、さらに伊方発電所はどうみても日本一危うい場所にあるのだ。151106ikata2

上の地図を見てほしい。青い線が中央構造線である。中央構造線というのは断層列で、日本一長い断層である。活断層があれば原発を作ることは不可能なのだが、規制庁の皆さん構造線が大きな断層だということをわかっているのだろうか。伊方原発は構造線上にはあるが、断層の上ではないと思っているのだろうか?構造線は活断層よりもさらに上の概念なのだ。

原発のある細長い半島は佐田岬半島という。どうしてこんな奇妙な地形ができたか? 青い線で描いたのが中央構造線であるが、この断層は横ずれ断層で、もともと四国本土にくっついていた陸地が横にずれてこれだけ飛び出てしまった。最近は動いた気配はないが過去にはこれだけの量の動きがあったことがわかる。この動きはすでに終わったのか、まだ続いているのかを断定するにはあと100万年ぐらいかかる。

それまで待ってほしい。とくに伊方原発は瀬戸内海にある。もし福島第一のようになったら瀬戸内海の漁業は100年ぐらいは使いものにならない。瀬戸内海全部を除染することなどできない。福島の場合は海に流れても海流でカナダやアメリカ方面に行き薄まるが、伊方の場合には拡散せずにどんどんたまるだけだ。

それぐらいの事、だれでも知っていると思っていたが、強大な利権の前には知らんぷりするのか。小泉もと総理はもう利権と関係ないので正しいことを言っているのかもしれない。将来の日本を考えたら伊方原発だけは再稼働をしてはいけない。小泉さんもっとつぶやいてください。

最近体調がよくない。気分が悪いと、つい権力につっかりたくなってくる。どうも腹立たしいことが多い感じがする。腹立たしいと気分が悪い。気分が悪くなると体調も不良になる。悪循環にならないようにしよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です