戸越銀座は谷間だった!

161201%e6%88%b8%e8%b6%8a%e9%8a%80%e5%ba%a7 戸越銀座という駅で降りた。国道1号線(第二京浜)の下を通る都営地下鉄浅草線の駅だ。改札を出て階段を上がると広い国道に出るが、それに直交して戸越銀座が伸びている。この辺りは小池都知事が推奨している電柱がない道路だ。電線バリバリの道に慣れた身には、ちょっとすっきりしすぎの感じだ。昔は荏原区だったのに品川区に乗っ取られた161201%e3%83%9c%e3%83%bc%e3%83%aa%e3%83%b3%e3%82%b0というジイサンに出会った。

雨が降ると水浸しになる道路だったと言う。確かに両側は上り坂になっており、戸越銀座通りが昔は谷間だったことが分かる。ちょうど地質のボーリング工事をやっていたので1時間ほど眺めていた。鉄パイプを10mつないで土を採集している。私も昔は簡易ボーリングをやっていたことがあるが、本格的な仕事はすばらしい。10mもの地下の土を30分ほどで引き揚げてくる。その資料を見ると10mでけっこう硬いシルト層になるようだ。戸越銀座通りは武蔵野台地に刻まれた谷を埋め立てたものだから、ヘドロの層はそれほど厚くないので、10mほどの杭を打てば商店の土台になるようだ。もちろん高層ビルはこんな土台ではムリだろうが。161201%e5%85%ab%e5%b9%a1%e5%ae%ae

通りにミシンを並べた店があった。いまどきミシンを修理してくれる店は少ない。我が家の古いミシンを引き取ってもらおうかな。その店の横の道を上ってみる。途中に「八幡坂」と書いてあった。坂の上に戸越八幡宮があった。由緒正しい感じの宮だ。そこに「江戸を越え・・・」という古歌が書いてあった。戸越しと161201%e6%96%87%e5%ba%ab%e3%81%ae%e6%9d%9c言うのは江戸越から出た名前だそうだ。

八幡宮の前の「宮前」商店街を抜けて、「文書の杜」「戸越公園」を見る。三井家、細川家の屋敷跡だそうだ。昔の殿さまや豪商は江戸のいい場所を占領していたんだな。
161201%e5%a4%a7%e5%b4%8e%e9%ab%98%e3%83%88%e3%83%b3%e3%83%8d%e3%83%ab公園を抜けると大原通り。

大崎高校が空中に浮かんでいる。道路を通すためにコンクリートで敷地を造って盛り上げたようだ。歩道トンネルだけが完成しているので通ってみたが、大井町線をくぐったり大変な工事がなされている。補助何号線とかだが、我が家付近は何年たっても計画だけ。ここはオリンピック用地に関連しているようで、かなり工事は進んでいる。

しかし工事とは関係もなさそうなおじさんが、「小池知事になって工事が止まっているんだよ」と心配していた。小池さんの影響は大変なものだなあ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です