おいおい、博奕が観光の目玉か!

なんだかわからないうちに「カジノ法案」が衆議院を通過した。大阪府知事が旗振り役をやっているようで、テレビには何回も出てくるが、彼は国会議員ではない。どうも小池都知事ばかりが目立っているので、大阪府知事もいるんだぞ!とのアピールではないか。

しかし政府はなぜ賭博を合法化するような法案を作ろうとしているのか?大阪の万博構想の中には「カジノ」がある。それは橋下前知事が構想したものらしい。さらにアメリカ大統領のトランプはカジノをいくつも経営している「カジノ王」だ。安倍さんは真っ先にトランプタワーに行って「日本にもカジノを作ります」と約束してきたのではないか。だから急いでいる!

昔、美濃部都知事は東京では公営ギャンブルはやらないと言って当選し、競輪場などはなくなった。でも競馬場はあるけど。いずれにしても賭け事というのは必ず胴元が儲かるようになっている。解禁されたら一番先に暴力団が関係してくるに決まっている。依存症が心配されるというが、そんなことは大したことではない。パチンコ依存症の人はとてもカジノなどには行けないから大丈夫。

それよりも巨額なアングラマネーの洗浄など、裏経済世界が変わることの方が大変だろう。中国のにわか富豪たちはホンコン・マカオでとんでもない金を使い、政府上層部に納金していた。汚職のリサイクル! 習近平政権は汚職撲滅を掲げ監視を厳しくた。するとコンコン・マカオのカジノ経済が回らなくなて来た。そこでカジノ業者たちが目を付けたのが日本だ。世界中から怪しい連中がどんどんやってくる。

どんなお金であろうが、お金に印が付いているわけではないから大歓迎というのが今のアベノミクスの立場。なりふりかまわず経済経済と騒ぐ。日本には「武士は食わねど高楊枝」という心意気があった。 
 世界的に有名になった「おもてなし」だって、見返りを要求するのは「おもてなし」ではなく、汚職だよ。まともな観光立国を目指してほしいものだ。