尾張国一宮:真清田神社

尾張国一宮は、JR東海道本線の尾張一宮駅のすぐ近くにある。というより一宮のそばにできた駅なので尾張一宮となった。もともとは一宮駅だったが、ほかにも一宮という駅があったので、1916年に尾張一宮とか上総一宮となったそうだ。
それはさておき、尾張一宮のページを作りました。ページを作ってみると、服織神社など末社、摂社などのことをもっとよく見ておくのだったと感じた。次回にもっと充実したものにするが、とりあえずアップしておきます。

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本日はマレーシアからINAMURA君が帰ってきたので、東京駅の前のレストランに仲間が8人ほど集まった。平均年齢ほぼ70歳、私は最年長。私の話題は健康問題だが、皆さんまだまだ元気で、ジャズの話など、私はついていけない感じ。ムムー、時代から取り残されているなあ。まずい!

尾張一宮 真清田神社

a07cimg0301 日本には一宮という地名がたくさんある。昨日歩いたところにも遠江一宮(天竜浜名湖鉄道)JR飯田線にも三河一宮駅があった。本日の尾張一宮は、その中でも市制をしいている唯一の場所である。名古屋から10分ぐらい。駅から歩いて10分ほどのところにこの神社があった。a03cimg0317a02cimg0323 真清田神社の祭神は「天火明命」(あめのほかり)である。この神の別名は「ニギハヤヒ」命で、天孫「ニニギ」命の兄とされている。天孫とは天照大神の孫という意味で、現在の皇室の祖先とされている。古事記によればニギハヤヒ命は浪速で神武天皇と戦い敗退させるが、紀伊半島を回って熊野から大和に入ってきた時に、神武天皇に帰順する書かれている。どう考えても時代が合わないのだが、神様だから時空を行き来する。a04cimg0311

ニギハヤヒ神は先日訪れた生駒山の大阪側の麓にある「石切劔箭(いしきりつるぎや)神社」(通称石切さん)に祀られている。また丹後の一宮の籠神社(元伊勢)にも主祭神として祀られている。もともと大和葛城の高尾張にいた尾張氏がこの地に移り、真清田神社にニギハヤヒを祀った。尾張氏の祖先も籠神社の海部氏も浪速の住吉さんもみな海人系統である。いまは内陸にあるが、真清田神社は天孫系、海人系の神社なのだ。

ニギハヤヒという神はいちおう天孫だが、関東の人間にはあまり馴染みがない。もう少し真清田神社の祭神さんを研究する必要があるなあと感じた。