日本列島100万年史

じめじめむしむしの気分を払いに本屋に行った。最近活字を読むことが少なくなって本屋にはご無沙汰だった。最初に目に留まったのは『日本列島100万年史』…台地に刻まれた壮大な物語…というBLUEBACKSだった。著者は山崎晴雄さん、久保純子さん。二人とも我が後輩で、むかし母校に講師に行っていたころよくお目にかかった。クボジュンさんはNHKのアナウンサーと同じ名前でよく覚えている。まだまだかわいい活発なお嬢さんだったがいまや早稲田大学教授とあった。お二人とも日本の第四紀学(だいよんきがく)の中心メンバーだ。

第四紀学というのは私たちが生きている現代の地球の歴史を扱う分野で、どうやってその地形が成り立っているのかを知る地形発達史が中心です。『ブラタモリ』は崖や段丘、坂などを材料にして地形を語っています。さらに今話題になっている(?)『チバ二アン』という地質の時代区分も第四紀学の分野です。ついでにいえば、私のやっている『ぶらりバークラブ』『峠楽会』も地形を語るという意味では第四紀学の一部かもしれません、と我田引水。ともかく、我が後輩がいい本を出してくれたのでうれしくなりました。