027    武蔵国一宮3     東京都多摩市一宮町
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小野神社

  御祭神

天下春命
瀬織津比咩命

伊弉諾尊
素盞嗚尊
大己貴大神
瓊々杵尊
彦火火出見尊
倉稲魂命

以上8柱
■ 京王線の聖蹟桜ヶ丘駅の近くに一宮町がある。多摩川を渡ったところにあるので神奈川県の一宮だろうと思っていた。しかし実際に行ってみたら、そこは東京都多摩市だった。東京都なので旧国名は武蔵国である。
■全国一宮会の案内では、武蔵国の一宮はさいたま市大宮の氷川神社と浦和の氷川女体神社となっており、この一宮は載せられていない。
■明治の時代につけられた社格は郷社で、氷川神社などと比べると低い。しかし地元民からは慕われた神社だった。本来の祭神は上の2柱で機織りの姫が祀られていたというのはなかなかいい。のこり6柱はのちに権威付けのために追加されただけで、地元には何のゆかりもない。
■全国を歩いてみたら、一宮会のご朱印帳には載っていないが、明らかに一宮として尊崇されていた神社も多い。逆に朱印帳にはあるが、こりゃちょっとなあ!という神社もある。
■私の一宮めぐりは全国一宮会の一宮をベースにして、私的(と言っても何らかの根拠はある)に追加したものも含めている。

随神門: 拝殿:2011年1月1日
2018年7月:正面随神門 境内から随神門を見る
本殿:保育園側から見た。 本殿正面:柵の間から見た
南門:赤い鳥居2011年:石の鳥居2018年 随神門の彫刻

■「延喜式神名帳」に「武蔵国多磨郡 小野神社」とあるのがこの神社とされているが、府中市にも小野神社がある。多摩川の氾濫にともない遷座を繰り返した結果2社になったとも言われる。
■大國魂神社には一宮は小野神社とあり、地元では武蔵国一宮と考えている。私は、大国魂神社に近い方から順に一之宮、二之宮にしたのではないかと考えているが、杉山神社は??
一宮の渡し(多摩川) 現代版:渡し?

Googleの地図では武蔵国一之宮は多摩市と川側を挟んだ府中市の小野神社となっている。
両社の関係は深かったようで、往来は頻繁にあったようで、一之宮道など表示もあった。
下は府中市の小野神社であるが、色彩は違うが社殿の配置、形は両社とも似ている。
府中市の小野神社:一宮の表示はない。 府中小野神社の本殿

■2018年7月暑い最中:府中市と多摩市の小野神社を訪ねた。多摩市の小野神社は初めて来たと思っていたが、境内に入ると何か見たことがあるような風景だった。家に戻って写真を探すと、2011年のお正月に我が家の奥さんと一緒に初詣に来ていたことが分かった。
■私は2010年の東北の大津波の惨状をみてから、神も仏も信じられないようになった。それまでも結構熱心に神仏巡りをしていたのだが、2010年前後の記憶は消去されている。単純に言えばボケてきたのかもしれないが。
■2010年以降の寺社巡りは、巡るということが主で、手を合わせて祈るということがなくなった。神仏が信じられない!という状態が続いているからだ。
■2018年夏、広島、岡山で大雨による大惨事が起こった。昔なら神仏のご加護があったかもしれないが今回の大雨災害には何の加護もなかったようだ。神仏も政府人も信じられない世になったのか・・・・

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