035    飛騨一宮     岐阜県高山市一之宮町 
 一宮一覧へ みわHP
水無(みなし)神社 

 御祭神 水無神(みなしかみ)(すいむ:地元の人たちはこう呼んでいた)
水無神  表裏日本を分かつ分水嶺に座して水源と交通の要衝を鎮め、実りと収穫を司る「作神さま」として産業を奨励し、民生の安定を進められた神様で美濃、信濃、越中など広範囲にわたる縁故地に分社が祀らている。古事記などにはない地元の神さまだろう。
 2017年に大祭が行われた。NHKでも放送されたそうで、人気が高く大勢が集まるようになったという。しかしお盆休みでも人出は少なかった。駅は近いが、交通の便は悪い。高山は外国人でごった返している。すこしそのおこぼれをもらえればいいのだが。きれいな民宿も多い。バス便などもう少し交通便をよくすれば人でも増えるかも。
 祭神ももう少し増やした方がいい。境内にある白山神社のような神さまを勧請すれば!!
 
飛騨一宮:水無神社  奥に拝殿:神門には立派な狛犬一対 
私は松本から安房峠を越えて平湯から高山に降りてきた。高山市だが、お隣の飛騨市はカミオカンデがある。JR高山駅でバスを待っていると、こんなすばらしいバスが走っていた。宇宙に通じる町が飛騨市、高山市あたりなのだ。

大昔の話だが、高山市の「福地」という所で、介形虫という日本で一番古い化石が飛騨変成帯の中から発見されたというニュースを聞いたことがある。

ともかく地質学、宇宙物理学などで飛騨のあたりは有名なところだ。時間的にも空間的にも規模は日常とは全く違った場所だ。神さまもきっと宇宙時間の規模で存在された神さまなのだろう。祭神は水を分ける存在だったらしい。
松本から平湯を越えて高山へ  高山からJR飛騨一宮駅へ 
境内から駅方面をみる 絵馬堂:すばらしい絵馬がある
末社:稲荷神社  境内にある白山神社 
大原騒動の記念碑
1771年、この近郷の農民が蜂起した事件があった。
幕府は近隣の藩から侍を派遣し、農民一揆を鎮圧した。
水無神社に居れば安全と考えていた農民は
みな残酷に討たれた。農民蜂起事件の記念碑
島崎藤村の父が官選の宮司
小説「夜明け前」の主人公・青山半蔵は
藤村の父であり、ここ水無神社の宮司として
赴任していた。
 鳥居前の新しい狛犬 境内の狛犬:神門のと同じ形 
本殿:千木は縦削ぎ・男神か? 正面から見ると! 近くの祠の中に!

上左の写真は百日紅、向こうの山が水無神社の裏山、

上右 JR高山線の飛騨一宮駅:本数は少ない

左  駅のこ線橋を越えると大きな桜の木がある。臥龍桜!

■この桜を見に2008年にここに来たことがある。その時にはすぐ近くに飛騨一之宮があることを知らなかった。今回は桜の季節ではないが、百日紅が夏空の中、ピンクに輝いていた。

■ここから東京までの切符を買った。9000円。特急券・新幹線代は別。お盆なので、ジパング割引は聞かない。富山までは鈍行で行く。
 
 一宮一覧へ  みわHP