隠岐の島の島前(どうぜん)は島根半島に近い島群で、大きな4つの島からなる。私はヒコーキで島後西郷にある「ジオパーク空港」におりて、バスで港に行き西郷港からフェリーで中ノ島の・・港に行った。そこには後鳥羽上皇を祀る「隠岐神社」があった。立派な社殿もあり、上皇の墓もあった。しかし延喜式内社ではない「新しい」神社である。中ノ島には・・・・宮といういい神社もあった。古くから人々がすみ、文化的レベルも高かったことがうかがい知れた。
翌日目の前の西の島にフェリーで向かう。ほんの15分ぐらいで・・・港に着く。こちらの島には後醍醐天皇の行在所跡の神社もある。天皇さんや高貴の方が流される場所だった。地図を見ると朝鮮半島から日本に来るときには中継所になるような場所である。日本海側が表玄関であった時代は大いににぎわった場所なのだろう。
港からレンタカーを借りてまず隠岐一宮の由良比女神社に行き、西の果ての國賀断崖をみてから、島前火山の中央火口丘にある「焼火(たくひ)神社」を見に行った。延々と上る山道はきつかったが、驚くほど立派な社殿だった。ちょうど先週四国八十八か所の第・・番の・・・・寺に行ったが、ほとんど同じように半分岩に食い込んだような形で本殿が立てられていた。あまり期待していなかったが、今回の隠岐の島の神社巡りでは一番感激した。 |