026    武蔵国一宮2     さいたま市緑区
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氷川女體神社

ご祭神 奇稲田姫命 須佐之男命の妻。大宮の氷川神社(主祭神:須佐之男命)
配神 大己貴命 大国主命の別名
三穂津姫命  大国主命の妻
■武蔵国の一宮はさいたま市大宮の氷川神社であると思っていた。しかし旧浦和市にはもう一つの一宮があった。
■大宮の氷川神社は男体社で須佐之男命(スサノオ)を祀っている。浦和の神社は氷川女体神社と呼ばれ、スサノオ命が八岐大蛇から救い出して妻にした奇稲田姫命(クシイナダヒメ)を祀っている。もともとは大宮・浦和の氷川神社をあわせて武蔵国一宮出会ったようだが、いつのころからか別々の神社とされたようだ。大宮市、浦和市は合併してさいたま市になったので、一つの市に二つの一宮があることになった。

女体は古い字体が正式である。 本殿から振り返って鳥居。向こうに祭祀場がある。
なんとなく神々しいかな? 男社の鰹木は3本。ここは女性を表す偶数。
 
この辺りが一番低い。祭祀跡がたくさあある。  現在の見沼代用水西縁 
新編武蔵野風土記稿 左地図の橋と石段鳥居
祭祀場への参道 祭祀場(公園案内板にある円形の島)
見沼田んぼの象徴:山田の案山子 祭祀場:参道

■2018年7月9日、広島県、愛媛県で未曽有の大雨で大勢の方が亡くなり、水没家屋が沢山ある中、何もすることができないモヤモヤした気分でいる。
■そんな中ではあるが、一の宮巡りは続けてみることにした。JR浦和駅から歩いて7キロ先にある。関東は梅雨明けをしているので、とてつもない暑さ。熱中症になったらまずいと思い、コンビニで休みながら歩く。2時間半かかって見沼氷川公園に到着。神社は森の中にあるので、涼しい。
■龍神がいた池は今は小さいが、昔はかなりの広さがあったのだろう。池の周りには祭祀の後が沢山ある。参道の奥にある祭祀場はなんとなく神秘的。今でいえばかなりのパワースポットと思えた。
■帰りはバスで浦和駅へ。家に戻ると大雨での犠牲者が増えている。このままいくと100人を超えそうだ。とんでもないことになっている。テレビを見ていたらタイ国で洞窟に閉じ込められていた少年たちが4人救出されたとの報道。よかった。残りの人も早く救出されますように!

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