094   豊後国一宮2    大分市・・・
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柞原(ゆすはら)八幡宮
祭神   東御前 仲哀天皇 タラシナカヒコ命 
中御前 応神天皇 ホムタワケ命 
西御前 神功皇后 オキナガタラシヒメ命 

宇佐神宮の八幡神がこの地に垂迹したとして830年に由原八幡宮が作られた。
神殿は宇佐神宮にあやかって3殿に仲哀天皇、応神天皇、神功皇后が祀られている。
宇佐神宮には仲哀天皇は祀られておらず、比米の大神が真ん中に祀られている。
これはかなりの大きな違いであるが、なぜか理由は不明である。

写真の南大門には「由原八幡宮」となっている。
柞原と書くようになったのは明治に入ってからだという

この門は別名「日暮門」、一日中眺めていても飽きないほどの天井絵が有名。
さらに木鼻の彫刻も見ごたえがある。
この門まででも階段登りはきつい。私たちはここでお昼ごはん!。

西大分駅脇一の鳥居がある 2005年に行った時 2021年時
石段下 ここから登る 2005年は真っ赤な鳥居だった 南門、日暮門
南門の彫刻 南門 木鼻の彫刻 狛犬、獅子???

ポルトの木 ご神木大楠の木 勅使門、ここから入れない

別府湾に面した港の前に西大分駅がある。駅のそばに大きな鳥居がある。
2005年に来た時には白い鳥居だったが、21年には真っ赤な鳥居になっていた。
鳥居から舗装路を6キロほど行く。前は歩いたが今回はバス。

終点から長い石段を登る。石段の両側は深い森。ポルトの木は大友宗麟の支配下に
ポルトガル人が持ってきたとか!樹齢400年。
ご神木の大楠は高さ30m 幹回り18.5m 樹齢3000年とか?

西門:参拝者はここから入る 楼門:拝殿、申(もうし)殿が直線状に並ぶ
向かって右手からみた本殿2005年 左手から見た本殿:八王子社の門
境内は広い:門前に「坊」がある。寺でもあった! 申殿内部、ここまでは写真可
勅使門:1760年造営:両側に狛犬が!  下からカメラを入れて撮影、木造狛犬

 左の地図は長い石段と境内の地図である。

参道が二股に分かれ、勅使門と西門に向かう。
勅使門は社殿の位置に続き、まっすぐになっている。
開いたことがない門であるが、超急傾斜の
石段を上がって門前迄行くことができる

門の両側には木造の狛犬がいた。
狛犬愛好家としては大発見!
門の隙間からカメラを入れて撮影成功。

一般の参道は西門に向かって伸びている。
私もここから入った。
残念ながら今は本殿の工事中、式年遷宮?で
立派な本殿を見ることはできない。

しかし私は2005年にも訪れているので
その時の写真を入れておきます。

前に来た時は一宮は意識していなかったので
よく見ていなかった。しかし今回はゆっくりしたので
一宮の風格を備えた神社であることを体感した。


柞原八幡宮の位置は別府湾の近くにある。一山超えた場所に
「古国府」(ふるこう)に国府跡がある。さらに河上に国分寺がある。
この地が古くからの中心都市であったことがわかる。
ところで一宮の北には別府がある。
別の「府」とはなんだろう。もしかすると古国府の
後の国府だったなどと想像が湧く!

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