057    佐渡国一宮     新潟県佐渡市羽茂
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度津(わたつ)神社 

祭神 五十猛命 イソタケルノミコト
    五十猛命は素戔嗚尊(スサノオノミコト)の皇子で、父親に似て勇猛なことから名づけられた。天から降臨する時に樹木の種子をもって父神と一緒に朝鮮にわたり、のちに日本に帰って全土に植林をしたので「植林の神」として崇められている。
    人々に造船、航海の術を授け、各地に港を開いたことから社号を「度津」とした。植林と共に道を開き、車の普及に当たったことから今は海上、陸上の交通安全の守護神としても全島民から信仰されている。 (神社の石碑から要約) 
【神社の説明】
   延喜式神名帳(927年)に記載されている神社を式内社と言い、当時佐渡の国には9社あり、その第一宮として古来より一ノ宮と称し、格式の高い神社でありました。
  文明2年(1470年)羽茂川の大洪水により、社地古文書等ことごとく流失したために由緒縁起などが詳かではなくなりました。その後現在の地に遷座したもので明治4年に国幣小社となりました。
   現在の本殿は宝永6年1709年に幣殿拝殿は昭和12年の造営よるもので全部台湾産のヒノキが用いられています。
二の鳥居と参道:拝殿は左側 佐渡の西南側の小木港から近い
佐渡一宮 五十猛命は新来の神:元の神がいた
石段の上の拝殿 御本殿:鰹木5本・千木は縦削ぎ(男神)
御手洗川と神門 神門:右手に八幡宮の一段

度津神社よりも前にあった? 拝殿と並んで八幡宮
   佐渡の文化程度は高い
度津神社の周辺にはあまり人家もなく、話を聞く人もいなかった。
佐渡国分寺の跡ををたづねた。きっとお話しを聞ける人がいるだろうから。

何となく見たことがある場所だった。10数年まえに、村崎修二さんに誘われて
我が家の奥さんと大々神楽を見にきたことがある。お猿と一緒だった。

実に文化程度の高い村だと感じた、その場所だった。奥さまは
どの神社にも能舞台があることに感動していた。
佐渡の国分寺跡:少し離れている 隣に現在の国分寺:仁王門
こんな神社もいい感じ:寺の境内(蓮華峰寺) 神社上の八角堂:神仏混淆(蓮華峰寺)
佐渡は文化程度が高い!能舞台 (大善神社) 立派な五重の塔(妙宣寺)
名前忘れた:ダースベーダ型狛犬 白山神社:小木周辺の神社に多い

佐渡は何度も訪れていたが、一宮には足が向かわなかった。
今回の旅は直江津港からフェリーで小木港に入った。いつもは新潟港からだったが、こちらの航路も最新の双胴船のフェリーが走っていて、案外近い。北陸新幹線の上越妙高駅から直江津港へバスが出ている。東京からたらい船を見に、日帰り旅行もできる。
 
私にとって大発見:上のような狛犬が各神社にいた。覆面をしたような顔だが、甲をつけているようにも見える。なんでこんな変な形のなのか。不思議だ。気比神社、白山神社が多くあるが、ほどんど全部この形。

不覚:度津神社の裏手に回って本殿の形をチェックしていたら、突然耳の後ろに激痛が走った。前にも経験があるがスズメバチに刺されたときの痛さだった。アナフラキシーショックを起こす可能性がある。とっさに石段下に落ちて横になった。奥さんが慌ててかけ寄ってきた。意識はあったので「スズメバチにやられた」というと、「アブじゃないの?この辺りにたくさんいるから」という。
 言われてみると痛さはひいてきたし、気を失うこともなさそうなので立ち上がる。耳の後ろにアブがつぶれていた。痛かったが、アブなら立ち直れる。しばらく休んだら元に戻った。あたりに誰もいないので、私も不安だったが、奥さんも不安だったようだ。

佐渡一之宮:度津神社 と聞くと、今でも突然耳の後ろが痛くなる感じが残っている。

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