籠神社の奥社・真名井神社 |
籠神社の奥宮にあたる位置に真名井神社がある。「真名井」というのは「神聖な水の出る井戸」のことで、とくに「天の真名井」(あめのまない)というのは高天原にある神聖な井戸で、最高の清水だそうだ。先日高千穂に行ったときに「くしふる神社」に真名井があったのを思い出した。その大事な井戸の神社には衣食住をつかさどる豊受大神が祭られる。
地蔵さんの脇に真名井の井戸がある。井戸は2004年の台風23号の被害で水が枯れたが、2006年に新しく100mほど掘って新たな水源を見つけ、現在にいたっているそうだ・・・・京都新聞・・・・。真名井ならば千古の昔から枯れることなく湧きだしていなければならないのに。関係者はけっこうあわてたのだろう。暑い日で、自転車で少々疲れていたが、この水を飲んだら元気が湧いてきた。霊験はまだあらたかなのだろう。 |
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籠神社から天橋立を後ろに、参道を上がると天橋立ユースホステルの建物がある。昔、伊根の舟屋を見に来た時、このユースに泊まったような記憶があるが定かではない。・・・左
ユースの脇に「波せき地蔵」があるが、1300年前におこった大津波がここで食い止められたという。この地の標高は30mあるから、もし本当なら東日本大震災の津波よりも大きい津波があったことになる。・・・・・下2枚
この近辺は大飯原子力発電所をはじめとする原発銀座であるから、この言い伝えの真偽も少しぐらい考慮する必要があるだろうに。 |
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真名井神社の本殿の裏に磐座がある。古代の神社のご神体は磐座だった。大和の三輪山は古い遥拝形式を持っており、本殿がなく拝殿から三輪山の磐座を遥拝するようになっている。
磐座こそが神さまの宿る場所なのだ。ここ真名井神社は天照大神、天ノ御中主、宇迦之魂、そして塩土老翁、スサノオ、猿田彦など多くの神様の磐座がある。さらに奥の山は禁足地になっており、だれも入ることはできない。 |
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奥宮の磐座 |
こちらも磐座 |
籠神社の「籠」という字は竹かんむりに龍の字がある。奥社である真名井神社の狛犬は犬ではなく龍になっている。
籠神社も新しいのは龍の狛犬??だが・・・・
右は真名井の霊水 |
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左上の写真、今は巴になっているマークは古くはダビデの星だった。いつの間にか替えられたそうだ。しかしここは最大のパワースポットだそうだ。天橋立からかなり奥まっているが、元伊勢の社はこちらだそうだ。なにか不可思議な感じのする神社だった。
真名井神社の入り口にこんな右写真のような石碑が建っていた。どう読むのかわからない。ヒントは左手にある新しい御影石の石碑。「よさ」かな?? 丹後半島は与謝半島ともいう。昔は与謝郡だった。
籠神社、真名井神社なかなか興味深く、霊験あらたかな神社だ。パワーをたくさんいただいて天橋立の松原の縦断にむかう。と言っても松原の長さは2.5kmほどしかないが・・・・・ |