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■ 久万高原の朝はさすがに涼しい。7時ホテルガーデンタイムを出発。役場の前の道を山に向かう。小さな川を渡ると大宝寺の総門が見える。逆光なので写真が撮れない。舗装路をさらに進むと森の中に入る。車道脇から仁王門に向かう山道に入る。大きなわらじがかけられた立派な門だ。重要文化財の仁王門。歩く人は潜ることができるが車の人はこちらには来ない。さらに登ると大宝寺の境内に出る。石段を登って本堂に参り、大師堂に参る。
■ 43番の明石寺から65キロ、いったん家に戻ったので3か月を経てやっと44番大宝寺に到着。ここが88か所の中間点である。やっと来たかという感慨にふける。
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大宝寺の総門:仁王門はずっと先 |
大宝寺からトンネル出口へ |
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勅使橋:まだ涼しい |
本堂への石段 |
四国霊場第四十四番菅生山大寳寺 |
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崖に立つ仁王門:正面から入れない |
大きなわらじ:くぐったらすぐ右へ |
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珍しくツーショット |
石段の上:本堂 |
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本堂から見た大師堂 |
御影堂=大師堂 |
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■ この後岩屋寺までの八丁坂が「へんろ転がし」の難所だそうだ。ゆっくりする間もなく先に進む。納経所をすぎて車道を下るとすぐに「へんろ道」に入る。きれいに剪定された杉林を抜けて峠御堂をめざす。先は長いので手入れの行き届いた杉の林の中をゆっくり歩く。歩き遍路さん二人に追い越される。彼らは車で来て44番から45番の難路を歩くそうだ。彼らは荷物がないので早い。
■ 峠御堂を越えると眼下に集落がみえる。がそこまで降りるのは大変そうだ。しかしすぐにトンネルの出口に到着。小さな峠だがここが高知県の大河である仁淀川の始まりの一つだろう。トンネルの入り口で一昨日小田の宿で一緒だった正統派の先達さんに再会する。彼はなんと5巡目の遍路さんだ。すでに岩屋寺を巡って戻ってきたところ。一日で我らの2日の行程を進んでいる。速ければいいというものでもないが、その体力には驚嘆する。本日のうちに三坂峠を越えて松山に下るそうだ。
■ 下野川の住吉神社のそばで本格的なお接待。我が家にとってははじめてのことだ。ここはバスでの遍路客は来ない。地元のじいちゃんばあちゃんが手作りのおもちなどで接待してくれる。うれしいことだ。元気と情報をいただいて八丁坂へ向かうが、舗装路は今日も暑い。天文台のゲート前を通過して森に入る。 |
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ここからへんろ道:峠御堂へ |
歩きやすい山道 |
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5巡目の先達さん。もう岩屋寺から戻ったとのこと |
お接待所:豪華おやつ |
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マムシ草? |
ヒコーキ雲と栃の葉っぱ |
第四十五番までの距離 |
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■ いよいよ本日のメインコースの八丁坂。700mを越える山へ登っていく急坂は遍路ころがしだ。岩屋寺はその山を登ったあとなんとか童子の霊場を下ったところにある。八丁坂はかなりの山越えのコースらしい。
■ 昨日一緒だった女性たちはバスで45番岩屋寺に行ってから44番にもどるルートをとると言っていた。この方式を取る遍路さんも多いそうだ。ここだけは順番ではなく逆打ちになる。知っていれば私たちもこの方式をとったのだが、もう遅い。八丁坂をゆっくりゆっくり上った。 |
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八丁坂へむかう小峠 |
よく踏まれたへんろ道 |
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ヤマツツジ:家があった証拠 |
岩屋寺まで2.6キロ |
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■ さらに登ると岩屋寺まで1.9キロという表示があった。ここからは一丁ごとに仏さまが道案内をしてくれる。自分で測ってみると一丁は240歩だった。たぶん1丁は120mぐらいだが、最初の仏さまは24丁だから、岩屋寺までは2900mはある。
■ 5巡目の遍路さんが「1.9キロを信じてはだめですよ!」と言っていたっけ。やっとのことで33番普香王童子の石仏(?)がでてきた。このあたりは33番童子の行場らしく急崖になっている。
■ 奥さんは下りが不得意なので登りよりも時間がかかったがやっと仁王門へ到着。仁王門から境内に入るのが正面入り口だから、この道が本道だったのだ。
■先に大師堂、岸壁に食い込んだ本堂にお参りする。本堂の上の岩の窪みに上るハシゴがかかっている。ちょっと登ってみたら本堂、大師堂の屋根が見える。ハシゴは下るときの方が恐ろしかった。 |
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不動明王の霊場 |
ここもパワースポット |
岩屋寺本堂:大岩に食い込んでいる |
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岩屋寺山門を下ってくる。八丁坂越えが本道だ! |
はしごの上から岩屋寺本堂を見下ろす |
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大師堂 |
すごい数の石仏群、これは一部 |
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■ 納経所へ降りて行きさらに急坂を下る。下から登ってくる人たちが「まだですか?」とため息をついている。300段以上の石段があるそうだ。我が奥さんは膝を痛めているので下りは大変そうだ。しばらく下ってやっと門にでた。
■ 下から上がってくるとここが初めての山門になる。ここに第45番の表示があったので写真を撮る。ここからさらに石段がある。車道に出るとバス停があった。
下野川の接待所で下りのバスの時間を見ておいた。たぶん2時半ごろに岩屋寺入り口バス停を下りが通るだろうと予想をしていたが、なんと17時半までない。バスに乗るには3時間以上待たねばならない。
■ 困っていたらさすがお接待の国、都会風のおじさんが高級車に乗せてくれた。33号線までと思っていたが、そのまま三坂峠まで乗せてもらった。
■ 三坂峠までは松山にUターンして主夫をやっているOさんに迎えに来てもらう。これから2泊、Oさんのお宅に泊めてもらうことになっている。 |
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久万役場ー44番札所 |
1.5q |
40分 |
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車道・参道 |
44番大宝寺ー御堂トンネル入口 |
2q |
1時間 |
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一部山道 |
御堂トンネルー下野川 |
2q |
1時間 |
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車道 |
下野川接待所ー岩屋寺2.6キロ |
3km |
2時間 |
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かなり山道 |
岩屋寺2.6キロー岩屋寺 |
3.5q |
2時間 |
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山道 |
岩屋寺ー三坂峠 |
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3時に到着 |
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車に乗せてもらう |
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