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とてつもなく大きな楼門が迎えてくれる。この楼門は二層式で仏教的のもの。もとは神仏混交の寺だった。 この立派な楼門は日本三大楼門(筥崎宮・鹿島神宮)と言われるそうだが、 2016年の熊本地震で倒壊した。今再建の真っ最中である。(2012年参拝時の写真) この神社の祭神は健磐龍命(たけいわたつのみこと)、別名阿蘇津比子命で、神武天皇の孫という。 社殿は一の神殿に男性神達、二の神殿には女性神達が5神づつ一緒に祀られている。 なんでこんなにたくさんの神を祭るのか不明。 おそらく阿蘇国造が自分の出自を示すために作ったのではないか 私が参拝したのは2012年だから、社殿はみな荘厳なたたずまいを見せていた。しかしこの場所は 阿蘇火山のカルデラの内部だ。カルデラというのは火山の山頂にできたお鍋のような凹地だ。 通常のカルデラは目で見渡せるくらいの大きさだが、 ここ阿蘇火山のカルデラは世界一と言われるほどの大きさ。 中央火口丘の南北は鉄道が通り、大きな町が存在している。阿蘇神社は中央火口丘の 北側の凹地に鎮座している。神社の周辺を見てもここが火口の中だということは 気がつかないぐらいの広大な平地である。 しかしここは活動している火山の中である。人間の時間と自然の時間は桁が違うが、 歴史の中でも何回か火山噴火の影響を受けてきたはずだ。 今回は火山噴火ではなく地震だったが、 災害に会うことは想定内だったのではないかと、 勝手に推察している。現在力強く復興に向けて槌音が響いているようだ。 この神社には災害に会っても繰り返し復興を遂げるという力、パワーがあることで長く人々から 崇敬を受けてきたのではなかろうかと、2019年現在私は感じている。 |
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