前回房総の安房国国府のあたりを歩いた。安房国は四国の阿波国から移住した忌部一族が経営したと言われている。その大本の阿波国について記しておく。
2015年4月に四国遍路の途中で少しだけ寄り道をした。その時には国府、国分尼寺については意識していなかったので、HPなどを見て国府、国分寺、尼寺、総社などの関係を調べてみた。
JR徳島線に「府中」駅がある。この周辺には国府町、府中の地名がある。しかし国府の遺構などは発見されていない。この地図の北側を吉野川が流れている。
府中 国府
賀曽利さんから写真を借用、府中駅とかいて「こう」駅と読む。
国分寺
現在の国分寺は四国15番札所として巡礼者が多く訪れる大きな寺である。聖武天皇の詔によってつくられた阿波国分寺の寺域の一部を利用している。寺域は相当の広さがあったようだ。現在この説明板は新しくなっている。
国分尼寺
巡礼路から少し外れているが寄ってみた。川に挟まれた低地にある国分寺よりも山側にある。現在国分尼寺の方が発掘がすすみ整備がなされてれている。実は写真がない、賀曽利さん持っていたら、貸してください。
総社1 八幡総社神社
第16番観音寺の境内に神社があり、それが阿波国総社と言われている。
総社 大御和神社(三輪神社)
第16番から少し行ったところにある。こちらは大御和(おおみわ)神社、大和の大神神社から勧請したものだという。私としてはこちらの方に親しみがあるのだが・・・
古い写真を探し、記憶をたどって写真を並べた。国分尼寺には行ったのだが、当時は関心が薄く、いい写真が全くない。旅行社のHPを一時借用した。近々写真を入れ替えます。