佐渡国府総社能舞台

一時期越後国になったことがあるが、古くから佐渡は「国」であった。国府は国仲平野にあったが発掘はなされていない。しかし下国府付近に国衙があったと考えられている。下国府を流れる竹田川はまもなく国府川に合流し真野湾に流れる。私たちは直江津港から佐渡に渡った。

国府 (写真は中島明夫さん21年8月20日)
我が奥様はお能(仕舞)の稽古をしており、佐渡に能舞台が多くあることを知っていた。私は一宮巡りで、ともに興味のある場所として佐渡を訪れた。国府は二の次だったので写真はほとんどなかった。そこで佐渡でトキのお友達として働いている中島明夫さんに頼んだら、「トキを見るときの通り道です」と言って下国府遺跡の写真を送ってくれた。ありがとう。

総社 (これ以下は三輪の写真です)

総社は国府の近くにあったらしいが、現在の場所に移ったらしい。説明版が薄くて読めない!10数年前にこの神社で民俗学会の猿回し芸を見た覚えがある。この神社にも能舞台があったが、扉は閉まっていた。

国分寺
惣社の前をしばらく行くと国分寺遺跡がある。台地上には現在の国分寺がある。茅葺のいい感じの門、瑠璃堂がある。国分尼寺は不明。

五重塔と能舞台
佐渡には立派な神社や寺がある。それを支える経済力があったのだろう。それぞれ見どころを入れておきます。

佐渡一宮
佐渡の一宮は度津(わたつ)神社 小木の街から川をさかのぼった山中にある。詳しくは別稿の一宮巡りにある。

真野宮など
佐渡には多くの流人がいた。天皇の行在所は真野宮。いい神社、古墳など巡っていると日が暮れる。コロナが終息したらまた来なければいけない場所だなぁ

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