110   知々夫国一宮   埼玉県秩父市
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秩父(知々夫)神社

八意思兼命 政治・学問・工業・開運の祖神
   知知夫彦命   秩父地方開拓の祖神   
   天之御中主神   北辰妙見として鎌倉時代に合祀   
秩父宮雍仁親王 昭和天皇の弟宮様、昭和28年に合祀

知知夫国は律令制になる前の国名で、地方豪族の国造が治めていた。
しかし律令制になりヤマト政権による支配で、知知夫国は武蔵国の一地方になった。
知知夫神社は知知夫国の一宮であったが、その後は武蔵国の四宮になった。

明治になって政府は国幣小社に格上げをした。
2006年、全国一の宮会は秩父神社を新一宮と認定することになった。

江戸時代、秩父地方は養蚕、製糸、絹織物で大繁栄をすることになる。
江戸から近いこともあって秩父は巡礼の地になった。
西国33カ所、坂東33カ所、秩父34カ所を合わせた百観音の
結願の地として賑わうようになった。
12月3日 夜祭の日 神門 総鎮守は一宮のこと!
 徳川家の寄進による拝殿 東照宮のような豪華な本殿
扁額は知知夫神社 木鼻の龍 「北辰の梟」体は正面、頭は妙見様(北極星)を見る。
  秩父夜祭  毎年12月3日
養蚕 絹織物など繁栄をつづけた秩父地方では秩父神社の例大祭も派手になっていった。
12月3日に行われる秩父夜祭は日本三大曳山祭りとして知られる。
ちなみに三代曳山祭りは 京都祇園祭、飛騨の高山祭 そしてここ秩父の夜祭である。
宮町屋台 中近屋台 中近屋台 出発前
下郷屋台 上町屋台 上町屋台2
  秩父の男神 武甲山 
秩父神社の妙見さんは女神で、武甲山の男神と毎年逢瀬を重ねていた。
それが秩父夜祭の起源であるらしい。
武甲山は秩父盆地のどこからも見えるシンボルの山であるが、
近年のセメント需要によって山体はかなり削られてしまった。
悲しい姿であるが、武甲山は身を削って秩父の繁栄に貢献してくれたのだ。
セメント掘削で山形が変わった 武甲山頂からの眺め
武甲神社 山頂
武甲神社 拝殿前狛犬  狛犬というより狛オオカミ 

秩父神社 鳥居前のいばり狛犬  お神輿もあります 
地元の細工物 着物を着た人も多い
写真家の清水武甲さんや千島兼一さんらが活躍されていたころ
私も年に何回か秩父を訪れ、山登り札所巡りなどしていました。
それからもう40年たったころ、久しぶりに秩父夜祭に来てみた。
昔よりずっと洗練され日本全国から客が来ており賑わっていた。
賑わうほど、知り合いがいない寂しさ!
それでも2018年ごろから何回も来ている。
秩父はいいところだ。

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