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四国遍路 第9回 3日目 雲辺寺・大興寺 


■3月18日、3日目。 今回の最大難所、四国88ヵ所の最高所(海抜911m)にある雲辺寺は「へんろころがし」と言われる。ここを超せばもうあとは楽な道と聞いた。昨日はいい天気、本日もいい天気らしい。

■三角寺と雲辺寺の間には民宿岡田しか宿泊場所がない。たいていの歩き遍路はここに泊まる。もし満員の時には、白地荘に連絡すれば迎えの車が来てくれる。白地荘は阿波池田、はるかに下の方にある。翌日ここまで車で送ってもらうことになる。川之江に下ってホテルという方法もあるが、交通手段がない。

■民宿岡田の91歳のご主人に見送られて、登り始めた。天気が良かったせいか、最大難所の割には楽だった。急坂を1時間ほど登ると標高は600m、あとは車道をだらだらと2キロほど行くと新しい参道にあがることができた。

■12時までに雲辺寺に着かなければ、ロープウェーで下ろうと考えていたが、11時には到着できたので山道を下る。下り道は長く難儀した。ひざの悪い奥さんは下りの方が辛そうだ。

   第66番 雲辺寺
91歳の名物ご主人と  ここを右にあがる 
何で自転車が?ここまで乗ってきて放置  丁石だが、距離はおかしい。
1時間半で尾根道。車道!  参道の終点。やっと着いた。

丁石: 一生水跡 締め殺された! 夫婦杉

山門・仁王門。石段上が大師堂 マニ車
石段の上にある大師堂 本堂:こちらを先に回る
納経所、本堂と大師堂の間にある 輪の向こうに茄子
ここは阿波の国 かなり疲れた 立派な仁王様  阿吽の呼吸
五百羅漢さん:仁王門の先にある。 表情が全部違う。この間を通って進む
歩き遍路道:讃岐の国に入る 最初は緩やかないい道!
やっと降りてきた! すべての高峰を歩いて越えたゾー!

行かないよ!  小松尾寺=大興寺  四国の道  右:こまつを寺 
雲辺寺から最初の家:評判いい民宿! なんじゃこりゃ! 休憩所
レンコン池:大興寺までまだ! 羽化したばかりかな?

   第67番 大興寺(小松尾寺)
 大師堂が二つある。超めずらしい! 左弘法大師堂:右は天台大師堂!

運慶作と言われる  仁王門 背後に長い急な石段 阿吽の表情 
仁王門へ下る!本当は上る!  弘法大師堂:脇から入った! 
第67番:小松尾山大興寺  仁王門の内側 に大わらじ!右:榧の木

 ■雲辺寺を下りて、青空屋まえの車道に出てから第67番大興寺まではながかった。疲れ果てて小さな峠もの登るのはやっとだった。へんろ道は大興寺の裏手にでる。大師堂は見えているのだが、正面から入らなければならない。しかし正面への道は急な下り坂になっている。聞いてみると仁王門からは急な石段が続いているという。

■もう歩くのはきついので、まっすぐ入ろうとしたら、正面から来ないと納経はできません、とのこと。ご朱印あつめはしていないので、大師堂から中に入れてもらった。本堂前の石段を見たら、今の体力では上がることはできない。お大師様もお許し下さるだろう。

■道標には第67番「こまつをじ」とある。途中で道を聞いた人も「こまつを」さんですと言う。大興寺の門で表示を見ると「小松尾山大興寺」となっている。

■本日はゲンを担いで「かんぽの宿」(完歩のつもり)に泊まることにしていた。大興寺からバスがはない。歩くしかなかった。到着は6時過ぎた。温泉に入って疲れを癒そうと思うが、疲れすぎた。

  着     
3日目
3月18日
民宿岡田 登山口 7:30-8:00 1.5q
登山口 車道:海抜650m 8:15-9:30 3.0q(ここがきつい)
車道 雲辺寺:海抜911m 9:30-10:30 2.0q
雲辺寺 民宿青空屋 11:30-2:30 5.0q(ここも大変)
民宿青空屋 大興寺 2:30-4:00 6.0q
大興寺 かんぽの宿 4:30-6:00 4.0q(とても長い!やっと歩き)
      31,650歩  21.5q 
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