愛宕山は東京タワーの近くにある23区内の自然の山では最高峰である。28mかな。なんでこんなところに山があるのか不思議がられたが、調査の結果東京タワーから続く細い尾根の先端部分であることが分かった。細い山脈なので下から登って頂上に出ると向こう側が見える。私の都内峠の定義に会う。しかし自然御峠道とは違って、ここでは急な石段やエレベーターが付いている。これが都内峠の面白いところ。昔馬でこの階段を上った武士がいた。有名な話だが今の人は知らないかも。ちょっと前にブラリバーでここを上りました。今回はこの急坂をやめて、トンネルを抜けるという安易な峠越えをします。都区内の山岳トンネルはここが唯一ですから、通ってみるのもいいでしょう。 昔の地図を見るとトンネルがあるのは天徳寺の境内です。いまはまあまあのお寺ですが昔は大変な大きさだったことが分かります。吉松寺は今でも大きい寺です。以前梅を見に行ったことがあります。ここの鐘楼は天徳寺のものですが、ちょっと変わっています。 ほんの3分で通過できる短いトンネルですが、都区内唯一、珍しい峠、ということです。