我が家には四人の孫がいるが、それぞれ七五三をやったが、最後の七歳の七五三で地元の天祖神社に行ってきた。孫の衣装のうち、かんざしなど道具類はおばあちゃんの七五三の時に使ったもので、親子三代に伝わった。次はだれに伝えるか、私たちはもう見ることはできないだろうが、こんな伝統は続けていきたいものだ。
田舎のド貧困の村に住んでいた私自身には、このような行事の思い出はない。東京のような都会では続いていたのだ。伝統的行事を続けて行けるのは余裕の証かもしれない。今生活に汲々としている若者がどんどん増えている。アベノミクスはそれをさらに進める政策かもしれない。
アメリカでは超過激なトランプ大統領が出現する。日本もそれをまねして過激化が進み、差別が進むかもしれない。勝ち残るのは格差の上の方の高齢者だけで、若者らはどんどん下層社会へと落ち込んでいく。それは経済的貧困だけではなく文化的貧困とリンクする。
私たち(実教出版の田中さんら)は昔「地域から考える地球環境」という本を作った。「グローバルに俯瞰するが、行動は足元から」という意味だった。グローバル化は世界的流れだが、その中でローカルを忘れないように頑張っていかなければ。