テレビで靖国神社のにぎわいを中継していた。テレビ局の意図は、こんなに大勢の若者が靖国に集まって「英霊」にお参りをしているのだと言いたかったのかもしれない。しかしほとんどの若者は、この神社にどんな神様が祭られているか知らなかった。また本日なんで賑わっているのかも知らなかった。
8月15日が終戦記念日だということを若者は知らない。だいたいどこの国と戦争をしたかも知らないようだ。私の子どものころ、8月15日は登校日で、必ず投稿して校長先生のお話を聞いたものだ。いつのころからか登校日というのはなくなった。8月15日は終戦記念日だが、休日にはなっていない。なんだかよくわからない「山の日」というのが11日にあった。この日は来年から休日になるそうだが、そうなるとますます15日の記念日は忘れられがちになる。
年寄りは、8月15日を忘れてはいけない、若い人に教えなければいけないというが、若い人にはもう受け入れれ素地は何もない。若者の父親母親がもう戦争のことを歴史の中と思っているのだから、我々戦中派が何を言っても聞く耳はないだろう。それでも伝えなければいけないとは思うのだが、年寄りのくりごとと思われるだけだろう。なにかもっと別の方法を考えなければいけないようだ。どうしよう。