もんじゅ廃炉 問題山積!

とっくに高速増殖炉の「もんじゅ」は廃炉に決定していたと思っていたら、まだ生き延びていたのだ。政府は21日福井県敦賀市にある高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉をやっと決定した。使った以上の核燃料ができる「夢の原子炉」と言われ、もんじゅは1994年に稼働した。しかしナトリウム漏れなどの事故が続き、事故隠しで追及されたりで20年間に250日動いただけだった。この間に使われた費用は1兆円以上という。 高速増殖炉はもともと技術的には難しく、稼働するにも危険なナトリウムを冷却材に使わなければならないなど問題点も多く、欧米諸国でとっくの昔に実験をやめている。日本は、本心はムリだとわかっていたが、「技術立国というプライド」から現在まで続けてきた。しかし原子力規制委員会から「文科省の手には負えない」という勧告が出された。松野文科大臣は失敗は認めなかったが、責任をとって月給を自主返納した。

これで「シャンシャン!」ご苦労様でした! というわけにはいかない。なぜなら増殖炉の廃炉は日本では初めての事。30年間はかかりそうで、その間に最低でも3750億円かかるという。たぶんオリンピック予算と同じで1兆円はかかると見られている。
しかしそれだけではない。現在使われている国内の原子力発電所から出る猛毒で原子爆弾の材料になるプルトニウムの処理先がなくなってしまう。「もんじゅ」はプルトニウムとウランを燃やしす(核反応)「核燃料サイクル」の中核処理施設として計画されたものだ。

処理施設がなければプルトニウムはどんどんたまる。ということはどんどん原爆の材料がたまるということ。北朝鮮は何とかしてプルトニウムを手に入れようとしている。近くに大量にあると知れば、きっと無理やり奪いにくるに違いない。アメリカ国は日本にたまっているプルトニウムをすぐにアメリカに持ってくるようにと言った。先日極秘裏に大量のプルトニウムがアメリカに運ばれた。それが「もんじゅ」の廃炉の引き金になった。極秘情報をあんたがなぜ知っているのか?」と言われそうだが、新聞やインターネットには「極秘情報」としてのっている。

ところで原子炉という迷惑施設の設置料として大金が払われている。地元はそのお金がないとやっていけないとして廃炉反対が起こっている。廃炉反対勢力が多くなると、これから各地の原発を廃止できなくなる。そこで地元には廃炉でも30年は補助金も雇用もありますよ。と説明している。さらに政府は「今度は経産省が、福井県に新しい『高速実証炉』を作るから」と地元福井県に説明しているようだ。さらに北陸新幹線を金沢から福井、敦賀、さらに小浜など原発立地地帯に伸ばすからね。と甘い餌を撒き続けている。

原子炉行政というのはどれだけお金を無駄に使えばすむというのか。小池都知事のように、本当のことを明るみに出して、対処する方法を考えなければ、日本国はつぶれてしまうよ。

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