地学かわら版 1984年8月ー1

夏休み報告 1
今年の夏は以上に暑かったですね。この暑さの中で、何をやっても能率が上がらないので(私の場合は涼しくても同じですが)これを理由にして涼しい北海道へ行くことにしました。貧しい生活なので東京青森は当然「青春18切符」を使いました。(注:1983年から8000円、1日1600円)

朝6時10分上野発の鈍行列車乗り継ぎでその日のうちに青森に行くことができます。あと10分早く着けば青函トンネルの海峡線で函館に行くことができるのに、ここがJRのせこいところです。仕方なく青函連絡船で函館に行きました。船の中では寝ることができるのでかえって安上がりかもしれません。4時間ほどで函館到着。道路標識に「札幌まで270㎞」とありました。
「おお!これなら3日間で走れる!」

5時15分、カメラ、電池、着替えなど重たいものは袋詰めにして友人宅に送り、短パン、ランニングシャツにディパックを背負って国道5号線を走り出しました。5分もしないうちに雨が降り出したが、どうせ汗でぬれるので雨の中20㎞を走った。8時30分大沼の近くでやっと晴れてきた。靴の中はぐちゃぐちゃで気持ち悪いが、目の前には駒ケ岳が若駒のように(我ながらダサい表現)そびえていました。

しばらく歩いているうちに衣服も乾いてきたので近くのセブンイレブンに入ってあったかコーヒーとあんまんを食べて元気を出し、森町を通過(10時16分)。目の前に噴火湾が見えてきた。このあたりで(11時7分)函館から40㎞。「今何時、そーねだいたいね!」などといながら快調に進むが、車が多くなって閉口する。
途中ブンブン族(ミツバチ族)のオートバイ連中とすれ違う。皆ピースサインをしていく。多少「バイクは楽でいいなあ!」と思うが、人をうらやむことはやめて、こっちの方が楽しいんだぞと無理やり自分に言い聞かせる。落部という集落で2時20分、60㎞、足が火照って熱を持ってきたので、湧き水に足を浸す。横を見たら近所の家のスイカとトマトが冷やしてある。汚い足と一緒にしてゴメン!

昔植村直己さんは北海道の宗谷岬から九州の佐多岬まで2800㎞の徒歩旅行をしたが、最初の日は張り切って74㎞を歩いたと言ってました。私は75㎞先にある八雲という町を目指していましたが、50㎞を超えたあたりから足は痛いし体はバテバテになり5分走っては15分歩きという状態で時速は6㎞に落ちてしまいました。それでもなんとか5時ごろ八雲駅に到着。駅前の「まるみ」という商人宿に泊まりました。1泊2食で4000円、まあ妥当な値段です。お風呂につかりながら
「あの偉大な植村直己に1㎞勝った」
という満足感に浸りました。

8月19日 缶コーヒー 100円 新聞90円 週刊朝日250円
     アイス 100円 連絡船1400円 夕食 550円
8月20日 朝食セブンイレブン 400円 パインジュース 100円 
     昼セブンイレブン 250円 宿賃 4000円

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