猫の手クラブ 勝沼編

2006年01月26日

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  朝6時に家を出る。まだ26日の月(三日月の反対)がかかっている。こんな時間に家を出るのは久しぶりだ。自転車で新宿。京王線で高尾まで行き、JR線で勝沼に向かう。

下島さんと落ち合って大月へ。ここで田口、関根、ジパング会員が特急から乗り換えてくる。鈍行の我らとは身分が違う。
 勝沼までは中山さんが迎えてくれる。東京は日陰に雪が残っているが、こちらは全くない。ほとんど降らなかったそうだ。寒いと思い、厚着をしてきたが必要なかった。

 昨年もやったブドウの枝切り作業だ。1年で新しい枝が数メートルも伸びる。それを60センチほどの長さに切る。広い畑なので、2時間ぐらいやっていても、「まだこれだけ!」

って感じ。途中お茶をしながら、黙々とやるが、1/3程度しかできなかった。

ここのお父さんは1人でこの作業をやっていたのだ。(写真はお父さんから手順を教わる関根根さん、左はまだ枝を切っていないのでボウボウ、右はすっきり)

 農業はほんとうに手がかかる。勤勉な農家の人たちは黙々と何十年もこれらの作業を繰り返してきた。農作物には彼らの努力がぎっしり詰まっている。

「安い農作物があれば輸入すればいいじゃないか」

いまの日本は、「安さ」という価値だけで、日本の農業を放棄しようとしている。後継者が自信をもって農業を続けていけるような政策を打ち出さなければ、農家は亡くなってしまう。そんなことになったらお国は滅んでしまう。私らが猫の手を貸してもほとんど役に立たないことは分かっているが、何とかしなければいられない気持ちだ。

 帰りはジパングクラブメンバーと一緒に特急で帰る。労働の後のビールはうまい。みなさんに奢ってもらう。

 夜は池袋で、昔の同僚、卒業生と会食。先生たちの悩みは深そうだ。同情!

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