北海道 チャリの旅

千歳空港から札幌までの道
8月5日(火) 北海道
 8月の9日10日に玉原高原でキャンプがあることになっていた。前橋の小林番長、写真家の星野さん、星野兄さんたちが中心となって、豪快、はちゃめちゃのキャンプだ。今年も参加することにしていたが、7月末、北海道で卒業生が私の退職祝いで集まってくれるということになっていたのを思い出した。星野さんにお詫びのメールを入れ、北海道にヒコーキで飛んだ。
 玉原組のみなさん、どうもごめんなさい!

 新千歳空港から列車で北広島駅まで行き、そこから持ってきた折り畳み自転車で走りはじめる。始発のヒコーキだったので、10時半には札幌テレビ塔につく。高校時代の友人を呼びだし、昼飯をごちそうになる。昼食後、再び自転車で円山西町に向かう。そこにはアメリカ大陸横断、ヨーロッパ大陸(リスボンからモスクワまで)を走ったウルトラランナーの武石さんが引っ越しているはず。突然の訪問に奥様ともども歓迎してくださる。森の中の野趣溢れる庭でバーベキュー。とても食べ切れない量なので、近所に住む卒業生の大熊さんを呼んで、一緒にごちそうになる。満腹になり酔っぱらって、大熊さんのお宅に泊めてもらう。中央区といっても盤渓は山の中。キツネやリスがいる。

 6日は自転車で幌見(札幌を見下ろす)峠を越えて、町中へ。天気もいいのでそのまま豊富の牧場に向かうことにする。バスの待ち時間があったので、北大に寄ってみる。環境科学科の平川教授は結構ハードなウルトラランナーで、ライバル関係にある。ちょうどスイスから帰ったばかりで、ラッキータイミング。しばらく話をしてからオロロンライン経由のバスの旅。

苫前の風力発電の風車に見とれながら幌延へ。ここは高エネルギー放射能廃棄物の処分場ができる所だ。
 道路や役場はよくなっているが、町は寂しい。放射能廃棄物処理場の風評で農作物は売れない。補償をもらって早く離れた方がよさそうだと考えるのは当然だろう。お上はそれがねらいかも知れない。「リサイクルセンター」という看板からは放射能リサイクルだとは分からない。姑息なやり方だ。ここから折り畳み自転車で豊幌の「あおそら牧場」に向かう。夕暮れとの競争になる。暮れてしまえば周囲数キロに人家はないので、真っ暗闇になる。誰も通らない暗闇の道路は恐ろしい。明かりがかすかに見えたときにはホットした。

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