栃木3 太平山1000段階段には狛犬がいた!
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2022年4月栃木の太平山(おおひらさん341m)につつじを見に行った。私は栃木駅からバスで国学院栃木高校前に行き、太平山神社表参道を行くコースを選んだ。ところがその参道「あじさい坂」は1000段階段だと分かった。失敗!と思ったがもう遅い。六角堂の脇からあじさい坂に入った。幸い新しい手すりがついているのでつかまりながら石段をあがった。
何やら怪しいヘビの洞窟を過ぎ太平山神社の鳥居前に出て一休み。すると巻き毛のカワイイ江戸尾立狛犬が出迎えてくれた。これで気分は爽快!さらに急な石段を上がると丹塗りの仁王門が出てくる。廃仏毀釈の後は隋神門に変わったという相変わらず阿吽の仁王様は門の中にいる。
その仁王門(隋神門)の裏側に天保13年(1842)生まれの狛犬がいる。阿の狛犬はなんと後ろ脚を跳ね上げて飛んでいる。吽の方は尻尾を高く上げて威嚇型をしている。思いもしない場所でいい狛犬を見つけた。うれしくなってこれまでの疲れはひとッ飛びだ。
さらに上がって行くと両方の頭に何か載る狛犬が本殿に尻尾を向けた形で、参詣者を警戒している。もとは拝殿と本殿の間に置かれていたがきれいにお化粧をして本殿前に置かれたようだ。阿の頭には宝珠、吽の頭には鋭い角がついている。
この地は慈覚大師円仁が開いた大寺院があり80余の堂宇があったという。現在もいくつかのお堂が残るがその中に「三輪神社」があった。うれしくなって写真を撮った。あとでよく見たが本殿にどんな神様がいたのか思いだ せない。とうとう狛犬さえ見ればほかのことどうでもよいという「狛犬教」信者になってしまったなぁ!