かなりの大雨 のち晴れ COP21!

いま11日の午前10時。外は大雨で神奈川県では大雨警報が出ているとか。昨日からの雨は冬には珍しく、かなりの量降った。昔なら大雪になったかもしれないが、温暖化の影響で年末に東京で雪が降ることはなくなったようだ。とぐだぐだしていると11時。外は完全に晴れあがって、眩しいばかり。引っ張り出してきた長靴は、ゴミ捨てに行く50mの使用のみで、外に出して干しておく。

フランスのパリは先日のテロ事件の後なので戒厳状態だそうだが、そこでCOP21の会議が行われている。安倍、プーチン、オバマさんなど首脳は早々と帰ってしまい、閣僚級の人々が会議を続けている。ちょっと人数が多すぎて、なかなか意見がまとまらない。日本は昔COP3で、「京都議定書」を作って、世界に先駆けたが、アメリカのブッシュ大統領に拒否され、2012年に役目を終えた。今回はその後の議定書造りだが、もう日本は先頭にたつ気はない。今回は丸川さんという女性閣僚が参加しているが、もっともお金を出しているが、存在感はほとんどない。というよりもやる気はない。

でもあまりお先棒を担がない方がいいかとも思う。中国なんかはとんでもない大気汚染が起こっている。ブラジルやインドなど新興国の環境汚染もひどい。それらの国の政府は、自国の問題だと、国民から付き上げており、自分で何とかしなければいけない状況に陥っている。日本国は「お願いします」と言われてから腰を上げればいい。あせるとろくなことはない。解決方法は、先進国は経済規模を大幅に減らし、その分を開発途上国に回すしかないことはよくわかっている。我が政府としては経済規模は下げたくない。そんなことしたら大スポンサーの財界から見放される。となると、なるべく先延ばしにしておいたほうがいい。

海洋の水位が上がれば、ツバルなど太平洋の低平な国々は間もなく水没する。CO2を減らしてももう間に合わない。これらの国々から環境難民が大勢どこかへ避難していかなければならない。われわれが経済成長を謳歌してきた結果、彼ら難民をふやすのだから、先進国は当然受け入れなければならない。日本国は中近東で起こっている難民を受け入れる気はなさそうだ。それはわれわれとは直接関係ない、と思っているからだ。しかし太平洋諸国の難民は日本も直接かかわっている。早めに環境難民を受け入れておいた方が、中近東難民を受け入れない口実になる。日本は戦争前には太平洋諸国を統治していた時代もあるのだから。

ところで、COPは気候変動枠組条約締約国会議(Conference of the Parties)の略。COP21は21回目の会議という意味。京都議定書はCOP3で採択されたが、アメリカに追従したので、言いだしっぺなのに日本政府が締結したのは2002年。しかし2012年で役目を終えた。いまは議定書なしの無政府状態。

 

 

 

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