オリンピックなんてやめたら!

舛添都知事たたきが行われている。舛添さんも脇が甘く、付け入られるような行動はもちろん悪い。しかし寄ってたかってみんながたたくという時には、ちょっと待てよ!と思ったほうがいい。インターネットにはいろいろ書かれているが、オリンピックがらみだというのは当たっているかなと思う。「東京都の金は使わない!」とか都民には評判が良かった。しかし文科省とオリンピック委員会に反抗的態度に見えたのだろう。都知事は民意を背景にしていて強気に出ていたが、実態を知らせれば民意は離れていき「辞めざるを得なくなる」という算段がどこかでなされているように見える。なるほどここで積年の恨みを一気に晴らすぞと意気込んでいる勢力があるのだろう。

「こりゃ東京オリンピックにも暗雲が漂っているなあ!」と思っていたら、突然外国から、2億円もの怪しい金が招致決定前後にばらまかれたとの疑惑が出てきた。素人の元招致委員長はあっさり送金は認めた。しかし相手はシンガポールの名うてのペーパーカンパニーだ。フランス当局はすでにいくつかの証拠を握っているようだが、まだ手の内は明かさない。なにか怪しい状況なのだろう。「誰が送ったかわからない!」と日本のマスコミは口をつぐんでいるが、フランスでは電通が送ったと公表されているそうだ。電通はマスコミ界のドンであるからテレビ局も新聞社も立てつくことはできないようだ。テレビ局はMXテレビのみが電通の関与を報じている。

なんかオリンピックはとんでもないお金が陰で動いている。闇の中で「おぬしも悪よのお!」「お代官様も同罪ですよ!」などとお金がばらまかれたのだろう。肝心のオリンピック招致委員会は決算もせずにとっくの昔に解散している。責任追及されないようにしてあるのだろう。大企業、大富豪だけが甘い汁を吸うために世界的イベントをやっている。オリンピックの選手や観客は彼らのための人寄せパンダみたいなものだ。こんなものみんなでボイコットしちゃえばいいのに。しかし巨大なおいしい利権を手放すはずはない。

この際、放映権はタダにするとか、大改革をやったほうがいい。オリンピックを商業化したのは1984年のロスアンジェルスオリンピックからだ。お金持ちテレビ局がどんどん放映権を独占していった。東京オリンピックがスポーツには適していない真夏に開催されるのも欧米のテレビ局の都合に合わせてだ。前の東京オリンピックは10月体育の日だった。まだテレビ局の横暴はない時代、さわやかなスポーツが行われていた。選手も観客もテレビ局に踊らされれているだけでなく、自分でも考えたほうがいいのに。

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