昨日は女子レスリングの3階級すべて金メダルという快挙。さらに伊調選手がオリンピック4連覇した。これはオリンピックの女子史上初の大変なことだ。すごい。いい顔をしていた。
翌日の3階級に吉田沙保里が出るので、女子レスリング金メダル4個は確実ということになった。しかし吉田選手は銀メダルになった。残念だがまあいつかは敗れるのだから仕方がない。3連覇でも奇跡的だったのだから、だれも責めはしない。金メダルは次に出てきた若い選手がとったので、女子レスリングの金メダルは4つは予想通りになった。 敗れた瞬間に吉田選手はマットに突っ伏し泣き出した。試合後のあいさつでも相手をたたえることなく泣き続けた。さらに表彰台でも泣き顔で、金メダルの選手の顔も見ようとしなかった。
まったく残念だった。負けたことではない。吉田選手はこんなにもガキみたいだったのか! まあ小学生ぐらいなら悔しくて泣きはらすのもかわいい。しかしこれまで百何連勝していた選手だ。これまで勝った時には、何回もはしゃいでマット上を父親やコーチを肩車して駆け回っていた。そして負けた選手に祝福されていた。
今度は勝者をたたえて祝福してあげる番だ。悔しくても笑顔で接するのが王者の風格だ。それが全くなく、泣きじゃくっていたのには驚き、あきれた。まったく残念だった。
オリンピック走り幅跳び4連覇したカールルイスは
「自分の地平を広げれば、無限の可能性が開かれる。失敗したことのない人間は成功することもない。たゆまざる挑戦が成功に繋がるからだ」
吉田選手ももっと心を広げなければ、今後の人生も可能性がひらけないよ。悔しさは内に秘めるもので、外に出すのは恥ずかしい。