ここ数年、東京でも星空が綺麗に見える。先日テレビで富士山が見える日数が増えているとの調査報告があると報じていた。吉祥寺の成蹊高校では50年以上富士山が見える日数を観測している。2014年には138日見えたそうだ。1960年代は22日という年もあったそうだ。私も40年ほど前に清瀬高校屋上から富士山観測をしたことがある。私はすぐに怠けたが、TAIRAHUNEくんが熱心に観測してくれた。もっときちんとやっておくべきだったといま反省するが、反省は何の役にも立たない。
星空や富士山がよく見えるのは空気がきれいになったからだが、それ以上に空気中の水蒸気が少なくなった(湿度が低くなった)ということが大きな原因らしい。水蒸気が少なくなると土の中の水分も減るので森林が枯れてくる。インフルエンザのウィルスは繁殖しやすいそうだ。人間の肌や喉が乾燥するとウィルス感染もしやすくなるそうだ。空気がきれいになることはいいことなのだが、乾燥化しすぎると動物や植物に悪影響を与える。なかなかうまくいかないものだ。下の写真は月の動き、30日前にもアップしたが、今回は火星、金星も接近しているので、おもしろい写真になった。