戸山高校に行ってきた!

戸山高校で地学巡検というのをやっていた。各クラスごとに城ヶ島に行き、そこの地層の成り立ちを考えるという現地授業である。地学の先生は1クラスごと毎日城ヶ島に連れて行き地層の様子を説明する。今でいえばブラタモリを毎日やっていた。  城ヶ島に行くクラスは一日中地学授業。残ったクラスの地学授業は他の授業に振り替えられる。他の学校でも地学巡検は行われていたが、ほとんどが有志に対して試験休みなどに行われていた。正規の授業中に行われることはけっこう大変なことだった。戸山高校にはエライ先生がおられて、当然のごとく正規授業にくみこまれていた。私は城ヶ島に場所を変更したが、形式は前の先生方の遺産だった。

今の戸山高校でもまだそのまま地学巡検が残っていると、今年から地学教員として転勤されたNAIKIさんから聞いた。ちょうど火星の大接近のころ、「一度戸山高校見学されませんか?」と誘われたので行ってみた。新しい校舎、と言ってももう10数年たっているが、すばらしい。都立でもこれだけの校舎を持っているところは少ないかも。SSHスーパーサイエンス高校だそうだ。

  天文台に行ってみた。望遠鏡がずらっと並んでいる。私は戸山高校にいるときも望遠鏡操作はTAKEDAくんにやってもらっていた。SSH高校の教員はできそうもないなあ。早く辞めてよかったなあ、との思い。校舎を出たらラジアン池があった。そうだラジアンだ。長いこと三角関数から遠ざかっている。よくこんな名門校で勤まっていたなあ。・・・勤まっていなかったのか??

 

戸山高校に行ってきた!” への1件のコメント

  1. こんにちは。城ヶ島の、三輪先生で検索していたら、三輪先生ブログが、目にとまりました。とても懐かしくなりました。もう51才なので、かなり昔ではありますが、三輪先生に引率され城ヶ島にいきました。地学担当は、高田七五三先生でしたが、三輪先生の人柄と魅力に憧れていました。先生にいただいたトルコの本、アナフタール⁈は、何度も読み返しました。
    高校生の当時、城ヶ島の地学巡検は、あまりにも感動的で、レポートを書くために、友達と再度城ヶ島を訪れたり、大学に入ってから、地学巡検のお手伝いで三輪先生のバスに同行させていただいたことを覚えています。その後、東京都の小学校教員になり、6年生をもつたびに理科見学(ほぼ遠足気分ですが)と称して城ヶ島に子供達を連れに行ってます。あの時の経験がいまに役立っています。感謝、感謝です。教え子が城ヶ島の時の思い出がきっかけで地質関係の大学の学部に入ったと連絡してくれたこともあり、教師冥利に尽きます。ありがとうございました。

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