軽井沢 バスの事故

軽井沢のバイパスで大事故が起こった。運転手、乗客14人が亡くなった。バスの単独事故でこんなにたくさんの人たちが亡くなったなんて、いったいどんな事故だったのか。テレビで見る限り、そんなに深い谷でもない。よほどスピードを出して、大岩、大木などに激突しない限り、こんなにひどくなることはない。亡くなったのは若い大学生ばかり。ちょうどセンター試験で、大学はみなお休みだったので、いろんな大学生が乗っていた。

軽々に何とも言えないが、運転手は67歳とか言われている。ベテランだったとはいえ、もう「逆行ジイサン」の年齢。その年齢の運転手が、なんでまたあんなくねくねバイパスを通ったのか。せめて軽井沢の急坂だけでも高速道路を通ればいいのに。きっとバス代を減らすためにこっちを通らざるを得なかったのだろう。指示があったかどうかは不明だが、このツアーの代金は安すぎる。こんな金額では、安全は無視されるに決まっている。

大型の運転手は賃金のいい東北復興に行っているので、安い賃金で働くのは高齢運転手。これはまずい。どんどん安全を度外視した低賃金グループ、安全安心高賃金グループの差が大きくなっていく。昨年四国に行くのに高速バスを使った。全部個室、12人乗りで運転手は2人。格安ヒコーキ機運賃よりも高かった。こんな安心安全バスに乗っているジイさんが、「格安ツアーはよくない!」など勝手なことを言う。「高みの見物」みたいで申し訳ないが、もう少し若い人の安全を守れる社会にしなければいけないと思う。

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