地下街の柱の陰に坐す人の白髪伸びて厳冬に入る

3月3日(水)
もう一日休んでしまった。昨日は午前中テニス。退職後のおっさんとその奥様が集まって優雅な「おテニス」をやっている。私は着ているものもテニスらしくないし、ボールをけっ飛ばしたりするので、マナーに問題があると思われているようだ。どうも優雅なスポーツというのは性にあわないのだが、フリーターになるとつき合いは大事だ。

最近、とびきり元気オジサンが入ってきた。なんでもかんでもボールを力一杯ひっぱたくので、周囲にいる人は危険なのだ。力があるのでボールがラケットの芯にあたるとすごいスピードになる。こんなボールは奥様方はとても受けられない。私の役割は前にたって、そのスピードボールを防ぐことになる。なかなか緊張感があってよい。スピードボールを受けて相手のコートに入れるのはストレス解消になってよい気分だ。ラケットに力が入りすぎたせいか、テニス肘、腱鞘炎になってしまった。パソコンのキーボードを打つにも痛みが走る。やはり走っている方が性に合っているのだろう。

知り合いの女性から「歌集」を送っていただいた。何で私のような文学に疎い人間に下さったのかといぶかった。中の歌を読んでみてわかった。

「地下街のはしらのかげに坐すひとの白髪伸びて厳冬に入る」

この歌を詠んだときに、おそらく私のことを思いだしたのだろうと思った。時々柱の陰に座って、・・・・・・でも、最近はそんなことはあまりないのですが。私のイメージはきっとそんなんだろうな!

 

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