10月2日(木)
今月の25日から26日にかけて、奥多摩の24時間耐久レースがあります。武蔵五日市から奥多摩の山々を上り下りしながら、72kmの距離をいくというなかなかのコースです。今年は地平線会議の江本さんが、「体力さえあれば知力がついてくる」などと前途ある若者をおだてて参加させることにし、コーチ役を買って出ています。江本予想によると、若者組は23時間内外で完走するものの、三輪は「気まぐれで、リタイヤ」だそうです。
「なんということだ!」 と憤慨しましたが、まあ、かなり当たっています。フリーターになってからは「まっいいか!」という気分がつきまとい、ちょっとでもきつくなったらすぐに止めてしまうようになっているからです。
しかしトレーニングは結構やっているのです。なにせ新宿-高尾山口の回数券を買ってるぐらいですから。若者の藤岡くんのタイムをみて、まあまだまだ追いつかれることはないなあ、と思いながら昨日はトレーニングコースの高尾山口を後にしました。水場まで36分、小仏峠1時間ちょうど(城山は登らず)、ここまでは快調だったのですが、明王峠1時間48分、陣馬山2時間8分と目標の2時間以内を達成できません。まっいいか!
昨日は、元に引き返さず、和田峠から関場に下り、前回地平線会議で話をしてくれた田中家を尋ねることにしました。前回のヒーローは田中くんより犬のラフカイでした。このあたりのことは地平線会議のHPを見てください。そのラフカイにもう一度会いたくなりました。関場から2kmほど上流と聞いただけで、住所も、電話も知らなかったのですが、そのあたりで「オオーイ、ラフカイ」と叫んだら、すぐに田中夫妻が「みわさんだー」といって出てきました。
私は人を(犬も)訪ねるときは、なるべく遠回りし、自力で時間かけたりするのが好きです。その間ずーっと思いを馳せていられるからです。昔は電話も車もなかったので、突然歩いてあらわれるしかなかったはずです。今の時代、予定がいろいろある相手の方には迷惑でしょうが、私はちょっとだけでも顔をみればそれでいいのです。それまでにいろいろ思いめぐらしながら、歩いて来たのですから。
ラフカイに再会して、コーヒーをいただいて気分良く夕焼け小焼け公園もで駆け下りました。こんなときの走りは、うれしくて、顔もほころびます。もし周りで見ている人がいたら、気が触れてんじゃないの? と思われるかも知れません。ちなみに田中夫妻は獨協大学の犬井正さんの教え子なのです。