【🐶全国狛犬100選🦁】012

宮城1 石巻 伊去波夜和気命神社 津波にあった地区の狛犬!


  石巻から女川にかけては2011年3月11日の津波の被害が最もひどかった地区である。その真ん中にあるのが伊去波夜和気命神社である。長い名前であるがこれは延喜式内社で由緒正しい神社の証拠でもある。

JR石巻線の小さな渡波駅で降りて、国道を少し行くとこの神社があります。ちょうど1月19日がお祭りで、笛太鼓が奏でられていました。復興できた喜びなんでしょうね。この社殿はちょっと高いので津波から逃れた人が集まっていました。入り口の鳥居などは倒れましたが、社殿まえの狛犬は無事でした。

 写真で分かる通りすらっとした形のいい狛犬だが、阿吽の並びは通常とは逆で、口を開けた阿形が左にある。大正5年(1916)に寄進されたものである。たぶん硬い砂岩で作られている。阿形は彩色されておりちょっと不気味、吽形は髭おやじみたいで頼りがいがありそうっだ。

社殿の裏手には地震津波で流されたり壊されたりした祠が集められていた。この狛犬も相方をなくして顔も削られ悲しそうだ。鳥居や石段などは再建されているが、まだまだ地震津波の傷跡は消えてはいないようだ。

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